六代目・三遊亭円楽師匠に学ぶ、話を面白くするコツ ~面白い話をしたいのにできない人へ~

はじめに

昨日は、とあるトークショーに行ってきました。

そこでゲストとして登場したのが六代目・三遊亭円楽師匠! そうそう。あの「瀬古さん似の楽太郎さん」です。

やっぱり話のプロはさすがですね! 入ってくるや否や、挨拶代わりの笑いをとって観客の気持ちを掴む。含蓄のある話に会場が真剣に耳を傾けていたら、今度は一転、大爆笑させる。まさに名人芸でした!

今日は、円楽師匠のお話から、話を面白くするコツを考えてみたいと思います。

何故、あなたの話はつまらないのか

昨日のトークショーは、元落語家で放送作家の石田章洋さんの著書刊行記念イベントとして行われたもので、石田さんと石田さんのかつての師匠である円楽師匠の対談形式で行われました。

このトークショーでは、石田さんの新刊「おもしろい伝え方の公式」に因んで、

● 話を面白くするコツ

を中心に話が展開されました。お二人のお話を総合すると、素人の話がつまらない理由は以下の3点に集約されるようです。

● 周りに対する気配りがない
● 説明に終始している
● そもそも話す機会が少なすぎる

以下、個別に分析してみましょう。

気配りがないから、つまらない!

円楽師匠は、

人を笑わせるには、空気(気配)を読むこと、気を配ること、が大事

だと言っていました。その理由は、

「笑い」はコーディネートだから

聞き手との結びつき(関係性)

これがなければ「笑い」なんて成立しないよ、ということなんでしょうね。

円楽師匠は、落語の本編に入る前のマクラ(導入)の部分で、高座から客席全体を見渡しているそうです。客席の一方向を見て一部のお客さんに向かって話していても、絶えず客席全体に意識を集中させて気配を感じ取っている。そして、あまり話に集中していないお客さんがいると、そっちを向いて話を振り、意識を自分の方に向けさせる。まず、マクラの部分でお客さんとの関係性をしっかり作り、それから徐ろに落語の本編に入っていく、というわけです。

僕ら素人は、マイクを渡されると、いきなり自分の話をベラベラ喋り始めてしまいます。会場が温まっていない、自分に対して興味も持ってくれていない、相手が話を聞く準備もできていない…。
そんな状態で話し始めたら、話を面白がってくれるわけがありません。まず、話し始める前に、しっかりアンテナを立てて周りの空気を読む。そして、相手との関係性を作る。この2つに腐心することが大事なんですね。

説明に終始しているから、つまらない!

円楽師匠は、

「説明」は面白くない

と言っていました。その理由は、

(聞いている方は)状況が見えないし、映像も浮かばないから

確かに、これでは感情移入もできないし、共感もできません。

「説明」は単なる事実の伝達です。NHKのアナウンサーが淡々と伝えるニュースに「面白さ」はありませんよね? 彼らは報道の客観性を保つのが仕事です。だからあれでいいんです。でも、自分の話で人を笑わせたい、楽しませたいと思ったら、それではダメ。「説明」するだけでは聞き手の感情を動かすことはできないんですよ。

円楽師匠は、その話の映像の中に登場人物として入りこむ、というやり方をするそうです。外から見たものを伝えるのではなく、話の中の登場人物として実際に感じたものを伝える。これなら単なる事実の伝達にはならず、話が体温を持ちます。登場人物の感情にしても、情景描写にしても、現実味のある生き生きとした表現で伝えることができます。こうすることで、相手も興味を持って話を聴いてくれるようになるのです

因みに、この方法だとセリフも飛びにくいそうです。覚えたセリフを口に出すのではなくて、中の人の気持ちになって話しているからですね。

いつも話してないから、つまらない!

円楽師匠は

とにかく話すこと
スベるのを恐れず、恥をかけ

と言っていました。

言葉を使うことで表現が磨かれていく

からだそうです。

やっぱり場数を踏む必要があるんですね。「うまくなったら話そう」なんて思っていたら、一生話せるようにはならない、ということです(笑)

師匠の言葉の中で印象的だったのは「読み言葉」「書き言葉」「話し言葉」は全部違うよ、というお話。ヤマダなりにまとめてみると、

● 他人の考えを文字で読み取る「読み言葉」
● 自分の考えを文字で伝える「書き言葉」
● 自分の考えを声で伝える「話し言葉」

誰から誰に 伝達手段
読み言葉 他人 ⇒ 自分 文字(間接的)
書き言葉 自分 ⇒ 他人 文字(間接的)
話し言葉 自分 ⇒ 他人 声(直接的)

 

ということだと思います。たとえ伝える内容が同じでも、表現は全く違ってきそうですよね?

師匠は、

文字を追ってるから余裕がなくなる。つまらなくなる

という話もしていました。いつも話していないと、「書き言葉」でそのまま話そうとしてしまう。だから、面白さがうまく伝わらないんです。

● 「書き言葉」を「話し言葉」に置き換える
● 目の前にいる相手を意識した表現に変える

ことで、相手の反応も違ってくるはずです。

まとめ

名人・円楽師匠の金言、いかがでしたか?

面白い話をするには、

● 話し始める前に相手との関係性を作る。
● 話の中の登場人物として実際に感じたものを伝える。
● 「書き言葉」ではなく「話し言葉」で話す。

事が大事ということですね。あとは場数を踏むのみ。この辺りを意識すれば、きっと面白い話ができるようになると思いますよ!

参考サイト

石田章洋さんトークショー

石田章洋さん著「初対面でも話しがはずむ おもしろい伝え方の公式」(Amazon)

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銀座・東銀座「クロスリンク特許事務所」弁理士のヤマダです。
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