事例・自然派化粧品「草花木果(そうかもっか)」から学ぶネーミングのコツ|音の繰り返し・韻を踏む

中小企業専門・クロスリンク特許事務所(東京都中央区銀座)の代表弁理士・山田龍也(@sweetsbenrishi)です。
 

この記事は、「ネーミング」に関する記事です。

「新商品に名前を付けないといけないのに良い名前が思いつかない…。」
「自分にはセンスがないからネーミングは無理…。」

そんなお悩みをよく聞きます。

でも結論から言ってしまうと、ネーミングにセンスは不要です。

確かにセンスはないよりあった方がよいかもしれません。
でも、殆どの人はそれ以前のところで引っかかっています。

ネーミングには理論(ロジック)があります。
理論に則って考えれば、誰でも良いネーミングはできるのです。

弁理士は商標登録の専門家です。
商標登録の依頼を受ける中で、様々なネーミングについて相談されています。
その弁理士が商標登録の実務の中で蓄積してきた、センスに頼らないネーミングのコツをお伝えします。

事例・自然派化粧品「草花木果(そうかもっか)」から学ぶネーミングのコツ|音の繰り返し・韻を踏む

「草花木果(そうかもっか)」は植物や天然成分を使った自然派化粧品のブランドです。

● ゆず、緑茶、どくだみ、よもぎ、炭、米ぬか等の植物成分
● カルシウムとマグネシウムのバランスに優れた天然温泉水
● 100%天然のエッセンシャルオイルを使用した天然香料

を使用する等、天然原料にこだわり、製法についても、

● 酵素の活性を保つ非加熱製法(発酵素)
● 限りなく手作りに近い枠練り(石鹸)

など、肌への高い効果と安全性に配慮した手法が採用されています(*1)。

ネーミングテク「音の繰り返し・韻を踏む」

「草花木果(そうかもっか)」という名称を、外観(見た目)、称呼(音)、観念(意味内容)の観点から分析してみましょう。

(1)外観(見た目)

「草」「花」「木」「果」の漢字4文字を並べた構成です。
四文字熟語がよく使われるように、漢字4文字の並びは覚えるにはちょうどよい文字数です。

(2)観念(意味内容)

「草花木果(そうかもっか)」は造語なので、それ自体に意味があるわけではありません。
しかし、「草」「花」「木」「果」の漢字4文字の並びを見ると、商品の特徴でもある天然成分をイメージさせます。

(3)称呼(音)

「草花木果(そうかもっか)」は音数が促音(っ)を伴う6音からなります。
音数が比較的少なく、一気に読めるため、覚えやすい商品名と言えます。

そして、「草花木果(そうかもっか)」の称呼の特徴的な点は「そうもっ」と、フレーズ終わりに「か」の音を繰り返し、韻を踏んでいることです。
音の繰り返しや韻を踏むパターンを使うことでリズミカルな語感を生んでいます。

「音の繰り返し・韻を踏む」のメリット

「音の繰り返し・韻を踏む」という手法のメリットは、語感をリズミカルにし、この商品を見た人に一読で覚えてもらえることです。

商品名はわかり易さ、覚えやすさが命です。
外で看板を見て、或いはネットショップのロゴを見て、後でその商品を買おうと思っていたのに、いざ買おうとした時に思い出せない。
それでは商品を買ってもらえませんからね。

ラップの歌詞が耳に付いてついつい口ずさんでしまう、特に覚えようと思っていないのに覚えてしまうなんてことはありませんか?
それは、ラップ音楽も歌詞に音の繰り返しや韻を踏む手法を使っているからです。
リズムの良い言葉は覚え易いのです。

洋菓子メーカーの「YOKUMOKU(ヨックモック)」のネーミングも「草花木果(そうかもっか)」と全く同じ手法です。

まとめ

商品名やサービス名を覚えて欲しい場合、普及させたい場合には、音の繰り返しや韻を踏む手法を使ってみましょう。
リズミカルで覚えやすい名前を考えてみてください!

参考サイト

(*1)化粧品通販[草花木果]草花木果とは

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