ネーミングのコツ|ネーミングで自ら流行を仕掛けた「マイ眉」

中小企業専門・クロスリンク特許事務所(東京都中央区銀座)の代表弁理士・山田龍也(@sweetsbenrishi)です。
 

この記事は、「ネーミング」に関する記事です。

「新商品に名前を付けないといけないのに良い名前が思いつかない…。」
「自分にはセンスがないからネーミングは無理…。」

そんなお悩みをよく聞きます。

でも結論から言ってしまうと、ネーミングにセンスは不要です。

確かにセンスはないよりあった方がよいかもしれません。
でも、殆どの人はそれ以前のところで引っかかっています。

ネーミングには理論(ロジック)があります。
理論に則って考えれば、誰でも良いネーミングはできるのです。

弁理士は商標登録の専門家です。
商標登録の依頼を受ける中で、様々なネーミングについて相談されています。
その弁理士が商標登録の実務の中で蓄積してきた、センスに頼らないネーミングのコツをお伝えします。

ネーミングのコツ|ネーミングで自ら流行を仕掛けた「マイ眉」|本日のポイント

アイブロウトリートメントサロン「アナスタシア」が展開していた「2019眉予想 ネーミングキャンペーン」で「マイ眉」が最優秀賞に選ばれました。

 

「#2019眉予想 ネーミングキャンペーン」 最優秀賞を発表。新元号のスタートを飾る眉ネームは「マイ眉」に決定!|THE SANKEI NEWS

 

今日は、この「マイ眉」が題材です。

「マイ眉」から学びたいネーミングのコツは以下の3つです。

ネーミングに見込み客を巻き込む
見込み客の関心をリサーチする
ネーミングで自ら流行を発信する
では、「マイ眉」からネーミングのコツを学んでいきましょう!

ネーミングのコツ①|ネーミングに見込み客を巻き込む

ネーミングのコツ、1つ目は

ネーミングに見込み客を巻き込む

ことです。

ネーミングのキャンペーンを仕掛けることによって、

見込み客をネーミングの過程に参加させ、自分たちの仲間に引き込んでいる

わけです。

 

見込み客はキャンペーンというイベントに参加することによって、ネーミングが「他人事」から「自分事」に変化します。

誰かが勝手に付けた名前ではなく、自分も参加したイベントで決まった名前。
これなら親しみを持ってもらえますよね。

見込み客を巻き込むことで、

その名前に親近感を持ってもらうことができ、名前の浸透を早めることができる

わけです。

ネーミングのコツ②|見込み客の関心をリサーチする

ネーミングのコツ、2つ目は

見込み客の関心をリサーチする

ことです。

ネーミングのキャンペーンを仕掛けることによって、見込み客が様々な名前をエントリーしてきます。

その名前を分析することで、

見込み客が、

● どんなことに関心を持っているのか
● どんなものが流行ると思っているのか

に関する情報をリサーチすることができる

のです。

 

キャンペーンの上位入賞者に特典を付けておけば、見込み客は真剣に名前を考えてくれるはずです。

当然、「おっ!」と目を引く素晴らしい名前を応募してくる人もいるでしょう。
自分たちでは考えつかなかった斬新な名前が出てくる可能性もあるわけです。

 

見込み客の関心をリサーチしながら、名前の候補も集めることができる。

 

ネーミングのキャンペーンは一石二鳥の効果があるのです。

ネーミングのコツ③|ネーミングで自ら流行を仕掛ける

ネーミングのコツ、3つ目は、

ネーミングで自ら流行を発信する

ことです。

名前に意味付けをし、コンセプトを提案することで、流行・ムーブメントを仕掛けることができる

からです。

 

アナスタシアはキャンペーンで集まった沢山の名前の中から、「マイ眉」という言葉をチョイスしました。
この「マイ眉」にストーリーを加えて、肉付けをしています。

具体的には、

● 近年、「誰かの真似」ではなく、「自分らしさ(個性)」を重視する人が増えている

という時代背景を指摘した上で、

● その人が最も美しく見え、個性を最大限引き立てる眉の提案をする

という、自らのスタンスを明らかにしています。

こうすることで、「2019年の眉はこれが流行りますよ!」と、流行・ムーブメントを仕掛けにいくわけです。

実際、流行がどうなるかはわかりません。
それでも、

名前を旗印にして、流行を自ら能動的に作り出していける可能性もある

ということなのです。

ネーミングのコツ|ネーミングで自ら流行を仕掛けた「マイ眉」|まとめ

「マイ眉」から学びたいネーミングのコツは、

ネーミングに見込み客を巻き込む
見込み客の関心をリサーチする
ネーミングで自ら流行を発信する
でした。

 

今回は名前の付け方というよりは、名前を使ったマーケティングの手法かもしれません。
ネーミングにも色々な活用法があるということです。

ぜひ取り組んでみてください!

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