【総まとめ】センスの良い商品名を作るネーミングのコツ|ポイント別事例あり

中小企業専門・クロスリンク特許事務所(東京都中央区銀座)の代表弁理士・山田龍也(@sweetsbenrishi)です。

この記事は、「ネーミング」のカテゴリーに属する記事です。
ネーミング(名前の付け方)はブランド戦略の基礎の基礎。
これからブランドづくりに取り組んでいきたい中小企業様に役立つ内容です。

今回はネーミングのコツの総まとめ。
ポイント別に事例を紹介しています。

【総まとめ】センスの良い商品名を作るネーミングのコツとアイデア|ポイント別事例あり

「ネーミングって難しい…。」
「あれは言語センスの良い人がやるものだよ。」

そんな風に思っていませんか?

実はネーミングにもコツのようなものがあるんです。
そのコツをポイント別にいくつか紹介していきます。

 

先にポイントを挙げておきましょう。以下の6つです。

① 音(聞いた感じ)を意識する
② 有名な言葉をなぞる
③ 意外性を出す
④ その商品を使っているシーンをイメージさせる
⑤ ターゲットを絞り込む
⑥ ライバル(競合)と差別化する
では、それぞれのポイントについて解説していきます。

【ネーミングのコツ①】音(聞いた感じ)を意識する

名前は3つの要素から構成されています。
見た目、音、意味内容の3つです。

皆さんは名前を付けるときに何を意識しますか?
殆どの方は「意味内容」ではないでしょうか。

でも、見込客の方が反応しやすいのは「音」です。
聞いた感じですね。
音というのは記憶に残りやすいんです。

ここを意識することで、ネーミングのバリエーションが増えます。

例えば、

破裂音と音の繰り返しが印象的な「PayPay(ペイペイ)」
擬態語の音感が楽しい「焼きそばモッチッチ」
人の名前に聞こえる「えだまりこ」
商品の特徴を繰り返し音でうまく表現した「彩々野菜」

等を参考にしてみてください。

TVCMでローラが「モッチッチ、モチッチ、モッチッチ♪」とリズミカルに歌ってましたね。
川口春奈ちゃんの「黙って食べちゃうえだまりこ!」の連呼も印象的でした。
どちらも一度聞いたら、絶対忘れない名前です(笑)

事例・決済サービス「PayPay」から学ぶネーミングのコツ|語頭に破裂音×音の繰り返し
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【ネーミングのコツ②】有名な言葉をなぞる

商品名やサービス名は覚えてもらわないといけません。
覚え易さが命です。

覚えてもらい易くするための一つの方法として「有名な言葉をなぞる」という方法があります。

全くの造語ではなく、みんなが知っている言葉と似た語感の言葉を使う。
こうすることで名前を覚えてもらいやすくなるわけです。

例えば、

人気漫画「ベルサイユの薔薇」を連想させる「ベルサイユの豚」
「クロネコヤマト」のサービスであることが一発でわかる「ロボネコヤマト」
人気競走馬「ディープインパクト」を連想させる「BEEF IMPACT」
「頂きます!」の挨拶に引っ掛けた「頂鱒(いただきます)」

等を参考にしてみてください。

この手法を使う時に気をつけないといけない点が一つあります。

自分と同じ業界のサービスや同種の商品で使われている名前をなぞらないことです。
二番煎じ感が出たり、パクリ疑惑で炎上したりするおそれがありますので要注意です(笑)
なぞるなら違う業界の有名な言葉をなぞりましょう。

事例「ベルサイユの豚」から学ぶネーミングのコツ|連想力を喚起してイメージを広げる
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【ネーミングのコツ③】意外性を出す

名前を覚えてもらうためには名前にインパクトがないといけません。

インパクトを出すための手法の一つが「意外性を出す」という方法です。
誰もが期待しているのとは別の角度から名前を付ける。
そうすることで、「えっ?なんで???」という驚きが生まれ、記憶に残りやすくなるわけです。

例えば、

本当は美味しいはずのお菓子なのに「まずい棒」
純和風の日本蕎麦に中華料理の調味料ラー油を組み合わせた「なぜ蕎麦にラー油を入れるのか」
ガッツリとした食べ物の代表であるとんかつに「とんかつは飲み物。」

等を参考にしてみてください。

インパクトを出すと言っても、見込客の想像力が及ぶ程度に留めておきましょう。
あまりにぶっ飛んでいて、「これはないわー」と思われると手を出してもらえません。
「試してみたい!」と思ってもらえる程度のズラシが有効です。

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【ネーミングのコツ④】その商品を使っているシーンをイメージさせる

商品のメリットを予測しやすい名前は良い名前と言えます。

商品を買う人は商品に対して何らかの期待を持っています。
だから、商品名を見聞きした人に、その人がその商品を使っているシーンをイメージさせる。
そうすることで、その人に商品を買ってもらいやすくなります。

例えば、

冷え性の人が泣いて喜びそうな「まるでこたつソックス」
ホカホカのご飯をイメージさせる「ごはんですよ!」
熱々のベーコンポテトパイを頬張っているシーンが思い浮かぶ「ヘーホンホヘホハイ」

等を参考にしてみてください。

「おーいお茶」も「ごはんですよ!」と同じ系統ですね。

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【ネーミングのコツ⑤】ターゲットを絞り込む

ネーミングで大事なのは見込み客(ターゲット)を絞り込むことです。
ターゲットを絞り込むことによって初めて、そのターゲットだけに響く「ササる言葉」が生まれるのです。

具体的には、見込み客のお悩みを解決してくれる期待を持てる名前はいいですね。
先程紹介した「まるでこたつソックス」もこの側面を持っています。

お悩みではなくても、見込み客に「これは私のための商品だ!」と思ってもらえるような名前にするとよいでしょう。

例えば、

洗濯物が絡まってお困りのお母さんが喜びそうな「からまん棒」
ビール好きの女性が興味津々となりそうな「水曜日のネコ」

等を参考にしてみてください。

「水曜日のネコ」は明らかに女性をターゲットにしています。
この名前を見ても、おっさんは買わないでしょう(笑)

【ネーミングのコツ⑥】ライバル(競合)と差別化する

ネーミングで大事なのはライバル(競合)と差別化することです。

客観的に見て良い名前でもライバルと似たり寄ったりの名前ではダメですね。
あなたの商品と認識されず、市場の中に沈んでしまいます。

同じ業界、同種の商品でどんな名前が使われているかをリサーチしましょう。
自分で考えた名前だけをじっと見ているだけでは良し悪しがわからないんです。

他の名前と比べた上で、独自性の高い自分だけの名前を考えましょう。

例えば、

白イチゴの商品名「ゆきおとめ」「ホワイトプリンセス」「ミルキーベリー」の対比記事
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等を参考にしてみてください。

熱々のラーメンに「北極」、激辛ラーメンと言えば「赤」というイメージを覆して「ブラック」。
なかなか個性的だと思いませんか?

まとめ

センスの良い商品名を作るネーミングのコツ。
いかがでしたでしょうか?

ネーミングのポイントは、

① 音(聞いた感じ)を意識する
② 有名な言葉をなぞる
③ 意外性を出す
④ その商品を使っているシーンをイメージさせる
⑤ ターゲットを絞り込む
⑥ ライバル(競合)と差別化する

ですよ。

今回の事例を参考に、ぜひ商品名・サービス名・会社名のネーミングに取り組んでみてください!

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