一般社団法人 特許の虎 様主催「虎の巻 発明教室」に登壇しました! ~講演記録(2016.06/28)~

目次

はじめに

一般社団法人 特許の虎 様主催「虎の巻 発明教室」に登壇しました!

「あなたのアイデアをもっと輝かせる! 発明アイデアのブラッシュアップ法」というタイトルのセミナーです(*1)。

セミナー概要

発明アイデアを商品化したり、権利化したりするためには、ひらめき、思いつきレベルのアイデアをしっかりブラッシュアップし、アイデアの完成度を上げることが必要です。

このセミナーでは、アイデアをブラッシュアップするための思考法や検討のテンプレートを紹介し、実際にそれらを使ったワークを体験してもらいました。

今回は、8名の方にご参加頂きました。

参加者の皆さんが「より良い商品を作ろう!」という思いで、活発に意見を交わしていたのが印象的でした。

プログラム

◆講義パート<60分>

(1)知財ニュース解説(10分)
(2)知財まわりの法律基礎講座(10分)
(3)事例で解説(40分)

◆ワークショップパート<60分>

(4)ディスカッションタイム(45分)
(5)成果発表、講評、まとめ(15分)

内容

◆講義パート

(1)知財ニュース解説

「普通名称のように見える商品名やサービス名でも要注意!
 ~『ボクササイズ』事件~」

藤沢市が他人の登録商標を無断使用してしまった事例から、商品名やサービス名を使用する側、商標権者側、双方の留意点をお伝えしました。

(2)知財まわりの法律基礎講座

「特許を取るために絶対に越えなければならない壁! ~『進歩性』~」

特許を取るための条件「(発明の)進歩性」について、進歩性を認められ難いもの、認められ易いものの事例を交えながら、おおまかなイメージをお伝えしました。

(3)事例で解説

「あなたのアイデアをもっと輝かせる! 発明アイデアのブラッシュアップ法」

以下の4つの事例を紹介しました。

① デザインから発明にアイデアの幅を広げた「ギター型ハンガー」
② 実験の繰り返しがアイデアに深みを与えた、小学生発明家・神谷明日香ちゃんの「空き缶分別箱」
③ ゲームの悪口から生まれた革新的なゲーム機「任天堂Wii」
④ 異分野のイメージを取り込んだユニークなスマホケース「Trick Cover」

これらの発明がどのようにブラッシュアップされたかを類型化し、発想法や検討のテンプレートを紹介しました。

◆ワークショップパート

(4)ディスカッションタイム

「商品企画会議『社運をかけて新しい文房具を開発せよ!』」

講義パートで紹介した発想法や検討のテンプレートを使ってアイデアをブラッシュアップする過程を体験して頂きました。

テーマは「筆記用具以外の文房具」。

2チームの対抗戦形式で商品企画を競って頂きました。

(5)成果発表、講評、まとめ

各チームの代表者から商品企画を発表してもらいました。

Aチームの商品企画は「付箋」。
Bチームの商品企画は「物差し」。

甲乙つけがたい戦いでした。

が、元のアイデアをしっかりブラッシュアップし、アイデアの完成度を上げたBチームを勝者としました!

感想

両チームともターゲット商品の絞込に時間がかかってしまい、ブラッシュアップのための時間が短くなってしまった印象がありました。

早めにターゲットを絞り、ブラッシュアップに時間をかけてもらうよう誘導すればよかったというのが反省点です。

セミナーが終わってホッと一息(笑)

告知です

特許の虎様では、毎月下旬に「発明教室」を開催しています。
ご興味のある方はぜひ参加してみてください。

詳しくは、「特許の虎 虎の巻 発明教室」のwebサイト(*1)をご覧ください。

今後のスケジュールや申し込み方法が記載されています。今回のセミナーの開催報告も既にアップされていますよ!

関連サイト

(*1)特許の虎 虎の巻 発明教室

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