事例・炭焼ステーキ「BEEF IMPACT」から学ぶネーミングのコツ|お店や商品のコンセプトを示す

中小企業専門・クロスリンク特許事務所(東京都中央区銀座)所長、弁理士の山田龍也(@ta2_ymd)です。

はじめに

商品名やサービス名、お店の名前や会社の名前。実際の事例からネーミングのコツを探ってみようという不定期連載企画「事例から学ぶネーミングのコツ」。

今回の事例は、北海道発のステーキチェーン「BEEF IMPACT」です!

事例・炭焼ステーキ「BEEF IMPACT」から学ぶネーミングのコツ|お店や商品のコンセプトを示す

「いきなり!ステーキ」が登場して以来、ステーキをリーズナブルな価格で楽しめるステーキ店が増えています。
「BEEF IMPACT」もその一つです。

https://twitter.com/BeefImpact/status/1084035136088289280

 

「BEEF IMPACT」。

その名の如く、インパクトのある店名について、ネーミングのポイントを押さえながら解説していきます。

(1)提供する商品の内容を一部に含める

「BEEF IMPACT」の「BEEF」は「牛肉」。

ステーキの原材料であり、看板商品のステーキをイメージさせるには十分な言葉です。

このように店名に商品名あるいは商品をイメージさせる言葉を含めるというのは良い方法です。
店名を見ただけでそのお店が何を提供しているかがわかるようにする。
そうすることで、店名を覚えてもらいやすいなるし、初見のお客さんでもお店に入りやすくなります。

一方、商品名やそれを暗示させる言葉が全く入っていない店名(オーナーの名前だけを店名にしている等)。
こういうお店は、店名を見ただけでは何のお店なのか分からない。
これでは、折角、お店の前までやってきた見込客を逃してしまっているかもしれませんよね?

(2)お店や商品のコンセプトを示す

「BEEF IMPACT」の「IMPACT(インパクト)」は「衝撃」。

「BEEF」と合わせると、「インパクトのある牛肉」。
ステーキでインパクトがあると言ったら、その「ボリューム」ではないでしょうか。

実際、「BEEF IMPACT」のHPを開けると、バカでかい牛肉の塊をこれでもかと分厚くカットする動画が出てきます。
この部分が商品のコンセプト、お店の独自性・売りを示していると言えます。

「いきなり!ステーキ」は「いきなり!」でステーキを食べられるまでのスピード感をアピールしていますよね?
これに対し、「BEEF IMPACT」はステーキのボリュームを顧客にアピールしているわけです。

(3)人気者にあやかる

昨日紹介した高級食パン店「乃木坂な妻たち」。

このお店は、今、人気絶頂の「乃木坂46」に乗っかった名前でした。

 

今日の「BEEF IMPACT」は、伝説のサラブレッド・有名競走馬「ディープインパクト」になぞらえたネーミングです。

「ディープインパクト」と「ビーフインパクト」。
語感もバッチリ合っています。
これなら覚えやすいですよね。

 

ここで気をつけなければいけないのは、単に語感をなぞるだけだと便乗感が強くなることです。

「BEEF IMPACT」の場合は、

「IMPACT(インパクト)」から、ボリューミーなステーキという連想が働く。
「インパクト」お店のコンセプトを示していることになる。

だから、アリなのです!

まとめ

ネーミングの際に、名前の中で扱っている商品を明らかにするというのは大事です。

ステーキのお店だと思って入ったら、実はお寿司屋さんだった!
そんな事になったら、紛らわしい事、この上ありません。

ただ、商品名を示すだけだと(例えば、ステーキハウス ヤマダ等)、単なる説明になり、店名の印象が薄れてしまいます。
だから、商品名だけではなく、お店のコンセプトも入れて独自性を出していく。

これが、商品×コンセプト型のネーミングの良さなのです。

 

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プロフィール

山田 龍也(やまだ たつや)
山田 龍也(やまだ たつや)
ものづくりとブランドづくりの専門家/弁理士/ブロガー。
中小製造業のものづくり、個人事業主のブランドづくりを支援中。
特許・実用新案・意匠・商標の権利取得手続; 知財戦略・商品の差別化戦略の立案; 商品の企画・開発に関するアドバイス; 情報発信を用いたブランディング・マーケティング; が得意。
 

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