はじめに
日帰りで函館に行ってきました。
雨の東京から一路、函館へ。
あいにくの曇り空にも拘らず、湿気が少なくて涼しい!
羽田に着くまでの間に、じっとり汗をかいてしまう東京とは違って、爽やかで過ごしやすい気候でした。
そして、昼から約5時間、お客様とビッチリ打ち合わせ。
ちょっと停滞していたプロジェクトがググっと動き出しそうです!
プロジェクトリーダーの憂鬱
「特許の件が思ったように進んでいないので、一度、こちらに来て頂けませんか」
リーダーの方からそんなお声がけがあって、急遽、今回の函館行きが決まりました。
慣れない技術分野。特許取得の経験の少なさ。徐々に迫ってくる期限。様々な要因が重なって、特許取得のプロジェクトが思ったように進まない。かなり困っている様子でした。
ちょっとした手当てでプロジェクトは再び活性化する
今回の打ち合わせで気づいたのは、意外につまらない所で引っかかってしまうもんだな、ということ。
逆に言えば、ちょっとしたキッカケや、ちょっとした手当てで、プロジェクトは再び活性化し、うまく回り始める、ということです。
プロジェクトを活性化させる5つの方法!
今回、手当てしたこと、気づいたことをまとめてみました。
(1)プロジェクト全体を俯瞰する
一つの問題点に囚われてしまって、全体が見えなくなっている感じでした。
そこで、手を付けるかどうかは別にして、まず全ての課題、問題点を挙げてみる、という作業を行いました。
何がわかっていて、何がわかっていないのか。どこが既に終わっていて、どこが未着手なのか。これらを把握することが大事だと思います。
(2)頭より手を動かす
悩むと手が止まってしまいます。手が止まっている間はプロジェクトは動きません。
効率は悪くても、一歩ずつ確実に前に進める方法を採用した方が結果的に早く作業が進むというのが、ヤマダの実感です。化学系の案件の場合は特にそうなんですよね。悩んでいるくらいなら、
フラスコをたくさん並べて実験をする!
網羅的に実験データを取ってみる!
そういうことです。
アントニオ猪木も言っています。
「迷わず行けよ。行けばわかるさ!」
「道」(アントニオ猪木 引退スピーチより)
たとえ、ネガティブなデータしか出なくてもその部分は確実に潰せます。そうすれば、次のデータ取りに進めるわけです。
ネガティブデータから他の部分が見えてきたり、新たな仮説が立つなんて副次的な効果もあります。
おススメですよ。
(3)新メンバーを入れる
今回はこれが有効でした。
既存メンバーとは違った、新しい切り口の意見。既存メンバーが持っていなかった知見の提供。
これらが今までの問題を解決し、プロジェクトが再び動き出すキッカケを作ります。
(4)専門家の手を借りる
これも非常に重要です。
今回も
「このデータを取るの、大変ですよね…。」
「それ、ウチでやりますよ。すぐにサンプルを送ってください!」
みたいなやり取りがありました。
他の人、特に専門家から見れば、自分たちの問題は大した問題ではない可能性があります。「餅は餅屋」ということです。
(5)三人寄れば文殊の知恵
「ただ顔を突き合わせるだけの会議は無意味だ!」
そういう意見もあると思います。でも、「そうとも限らないなぁ」というのがヤマダの実感です。
実際、今回も、顔を付き合わせて話をし、他のメンバーの意見を聴くことで、漠然とした不安が払拭されていく様子が見えたからです。「漠然とした不安」って、手を止めてしまいますからね。
どれだけコミュニケーションツールが発達しても、直接会ってお話しするというのは大事だなと思いました。特に、地理的に離れているお客様の場合には(自戒も込めて)。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
ちょっとした手当てをするだけで、停滞していたプロジェクトが活性化することもあります。
皆さんも5つの方法を参考にして、プロジェクトを再び活性化させてくださいね!
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