日本弁理士会・関東支部主催「ヒット商品をつくる!はじめての『差別化戦略』」@弁理士会館 ~講演記録(2016.12/05)~

ものづくりとブランドづくりの専門家・弁理士のヤマダです。

クロスリンク特許事務所(銀座・東銀座・新橋)
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目次

はじめに

12/5に知的財産セミナー2016の講師として登壇しました。その開催報告が日刊工業新聞のHPにUPされています(*1)。

私からも今回のセミナーについて報告します!

日本弁理士会・関東支部主催「知的財産セミナー2016」

このセミナーは日本弁理士会・関東支部が主催する「知的財産セミナー2016」の一つとして行われました。タイトルは、

ヒット商品をつくる!
「弁理士直伝! はじめての『差別化戦略』ワークショップ」
~商品の「売り」を見つけて差別化しよう!~

①セミナー(60分)
②ワークショップ(80分)
③交流会(30分)

の3部構成で、私は第1部のセミナーパートを担当しました。

17名の応募者のうち、実際に参加された方は11名でした。

<第1部>セミナー「ヒット商品をつくる! はじめての『差別化戦略』」

今回は知財初心者が対象の入門セミナー。

「どうしたら自分の商品を類似商品から差別化し、魅力的な商品を作っていけるのか」について深く深く考えてもらいました。

私の役割は2つ。

● 商品の「差別化」について簡単にレクチャーし、第2部のワークに対応できる下地を作る。

そして、

● 第2部に向けて「場」をあっためる

これ、結構大事なんですよ(笑)

第2部では初対面の人同士がグループワークをやるわけです。スムーズにディスカッションできるように雰囲気を良くしておかないといけません。

バラエティ番組の前説芸人さんのつもりで頑張りました!

内容的には

● 商品を「差別化」するってどういうこと? どんなメリットがあるの?

● ヒット商品の事例を織り交ぜながら、差別化の「7つの戦略」を説明

● 商品企画の軽いワーク(第2部への肩慣らし)

という流れで進行しました。

初心者の方が多いので、「ちゃんとワークをこなせるかな…。」と、若干不安もありました。

でも、皆さん、真剣にワークに取り組んでくれました。よかったです!

<第2部>ワークショップ「新商品企画会議」

第2部は別の先生にバトンタッチして「新商品企画会議」というワーク。

3つの「企画部」に分かれ、社運をかけて新商品のメガネを考えてもらいました!

お題は「持ち運びに便利なメガネ」です。

和気あいあいとした雰囲気で活発な議論が行われ、様々なアイデアが出るわ出るわ。
「あまりアイデアが出ないかも…」という不安は全くの杞憂に終わりました。

最後に社長役の講師の先生に対して新商品のプレゼンをしてもらって終了。
各グループからユニークなメガネが提案されました!

今回は商品の内容だけではなく、商品名とキャッチフレーズも考えてもらいました。

「差別化」では商品の「売り」を伝えるのも大事なんです!

私がアドバイザーに入った第1企画部から提案された商品は、レンズが丸まってしまうという大胆な発想のメガネです。

商品名は「まるまるグラス」。
キャッチフレーズは「まるまる!おさまる!はなまるグラス」。

いいですねぇ(笑) なかなかの力作でした!

<第3部>反省会・交流会

通常、セミナー終了後は希望者を対象に個別の相談会を行っています。

でも、それだと相談会を希望していない人はそのまま帰ってしまうんですよね。
ちょっと勿体ないなぁと思っていました。

そこで、今回は反省会という時間にしました。

セミナーの熱が残っているうちに、

●「もっとこうすればよかった」という反省をしたり、
●「こういうときはどうしたらいいんですか?」なんて質問をする

そうすると、疑問点も解消できるし、内容が定着しやすいと思ったんです。

今回は参加者の殆どの方が残ってくれました。
弁理士と積極的にコミュニケーションをとっていたのが印象的でしたね。

作戦は大成功でした!

セミナーの裏話

始まる前の緊張も何のその、最初はかなり調子よく喋っていたんです。が、好事魔多しと言いましょうか…。

「7つの戦略」の最後の最後の事例でトラブル発生! 動画を再生しようとしたら、PCがフリーズしてしまいました(涙)

PCを強制終了することすらできず、約10分、講義はストップ。こういうトラブルがあると、場がしらけるんですよねぇ。

でもこういう時こそ、慌てず騒がず。皆さんにお茶をお配りして、グループのコミュニケーションタイムに移行しました。

これが結果的にはよかったようです。この時間で皆さん打ち解けてくれました。

サポートの先生からのナイスなアドバイスでした。

まとめ

新しいアプローチの企画でしたが、概ねうまくいったと思います。もう少し「差別化」と「知的財産」との繋がりをお話しできるとよかったですね。

参加者の皆様、サポートの弁理士の先生方、ご協力頂いた日刊工業新聞様、ありがとうございました!

関連サイト

(*1)知的財産セミナー2016 東京 12/5(月)開催報告
[blogcard url=”http://biz.nikkan.co.jp/html/jpaa-kanto/tokyo1205.html”]

山田 龍也
この記事を書いた人
弁理士/ネーミングプロデューサー/テキスト職人。中小製造業によくある「良い商品なのに売れない」のお悩みをローテク製品の特許取得、知的財産(特許・商標)を活用したブランドづくり、商品名のネーミングで解決している。

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