ブログのネタ切れ対策。「ブログに書くことがない!」とお嘆きのあなたへ

クロスリンク特許事務所(銀座・東銀座・新橋)・弁理士のヤマダです。

目次

はじめに

「ブログに書くことがない!」って言ってる人、私の周りでもよく見かけます(笑)

実は私も同じ事を言っていました。ほんの1ヶ月前くらいまでは…。でも、最近はネタに困るということはなくなりました!

今日はブログのネタ切れ対策についてお話しします。

「書くことがない」のではない。「生み出していない」のだ!

先日、「問題を解くだけで すらすら文章が書けるようになる本」の出版記念講演会に参加してきました。著者の山口拓朗さんはプロのライターで、文章術に関する本を多数出版されています。その講演会で、山口さんがおっしゃっていたのが以下の言葉です。

「『書くことがない』のではない。『生み出していない』のだ!」

2016.12.21「問題を解くだけで すらすら文章が書けるようになる本」出版記念講演会にて

文章を書くことを職業とし、文章術に関する本を何冊も書いてきた山口さんならではのインパクトのある言葉です。

「書くこと」が何処かに落ちているって勘違いしてない?
「書くこと」は見つけるものじゃなくて、自分で作るものだよ。

そんな言葉が聞こえてきそうです。

「書くことがない」という言い方をすること自体、「書くこと」の本質を見誤っているとも言えそうです。

ブログの例で言えば、「書くこと」には、

● ブログの中の1つの記事(以下「記事」と言います)
● その記事の素材となる情報(以下「ネタ」と言います)

の2つがあります。

山口さんの言っている「書くこと」は、ここで言う「記事」のことです。「記事は生み出すものだ」と言っているわけです。

ネタを予め仕入れておく、いい仕入先を見つけておく(対策その1)

「書くことを生み出す」とは言っても、その素材となる情報は必要です。素材となる肉や魚、野菜がなければ、料理はできません。

ですので、日頃から記事になりそうな情報(ネタ)を仕入れておくことが大事です。ネタを仕入れておくと、「あのネタとあのネタを組み合わせれば、面白い記事が書けるかも…」といった想像力も働くようになります。

但し、情報は生ものです。時期を過ぎると鮮度が落ちて腐ってしまうものもあります。常に新しいネタを集められるように、「ここに行けば良いネタが揃っている」という仕入先(情報源)を持っておくと安心ですね。

私の場合、

● 知的財産に関するキュレーションメディア
● 他の弁理士さんのブログ

等を、ちょいちょい覗いています。

内容をパクるのではなくて、使っているネタを参考にするのです。情報源から良いネタを仕入れることで、ネタ切れを防止することができるのです。

旬のネタはすかさず使う(対策その2)

旬の素材はどんな料理にしても美味しいものです。使わない手はありません。積極的に使っていった方がよいと思います。旬のネタであれば、自分の専門分野でも専門分野でなくても構いません。

最近、私は「freee vs マネーフォワード クラウド会計の両雄が特許訴訟で激突!」という記事を書きました。クラウド会計の「Freee」と「MFクラウド」の特許訴訟に関する記事です。ニュースになっていることを知って、すぐにブログに書きました。

特許の事を知らなくても「Freee」や「MFクラウド」を知っている人はたくさんいます。個人事業主さんはよく使っているし、税理士さんでも使っている人は多いですからね。こういう旬のネタで鮮度が高い記事を書けば、特許のことを知らない人でも興味を持ってくれます。

ニュースは無限にあります。いくらでも持ってこれます。これがわかってからネタ探しには困らなくなりました。

自分なりの味付けや調理法でネタを加工する(対策その3)

同じ素材を使ったとしても、味付けや調理法が違えば当然、違う料理ができあがるはずです。同じ牛肉を使っても、調理法によって、すき焼き、しゃぶしゃぶ、ステーキ、XO醤炒め…。全く違う料理になりますよね。

大事なのは自分なりの調理法を持っておくことです。素材となる情報をどういう切り口なり視点で見せるかということですね。

私は特許屋で元・技術屋なので、

● この商品は技術的にはどんな仕組みになっているのか
● この商品はどんな知的財産権(特許権、意匠権、商標権等)で保護されているのか

といった観点から情報を斜めに見たりします。同じ素材を使っても、独自の切り口で加工すれば、私なりの個性のある記事ができあがるというわけです。

最近だと、「『スター・ウォーズ』の新作タイトルもわかっちゃう?! 『TM view』(世界最大規模の無料商標データベース)」という記事を書きました。

話題の「ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー」に関する記事です。でも私が書く記事には映画のストーリーは一切出てきません(笑) 他の人が書くスター・ウォーズの記事とは全く別物になるんです。

話題のネタをちょっと拝借。それを自分なりに加工する。これでネタ切れ対策は万全ですね。

まとめ

● ネタを予め仕入れておく、いい仕入先を見つけておく
● 旬のネタはすかさず使う
● ネタは何でもいい。自分なりの切り口で見せることに専念する

「ネタは何でもいいんだ」と割り切れるようになったら、「ネタがない」と苦しむことはなくなりました。世の中のありとあらゆるものがネタになるんですから。

今は豊富なネタをいかに腐らせず、スピーディーに調理するか、という点が私の課題です。

参考サイト

山口拓朗・著「問題を解くだけで すらすら文章が書けるようになる本」(総合法令出版)
[blogcard url=”https://www.amazon.co.jp/%E5%95%8F%E9%A1%8C%E3%82%92%E8%A7%A3%E3%81%8F%E3%81%A0%E3%81%91%E3%81%A7-%E3%81%99%E3%82%89%E3%81%99%E3%82%89%E6%96%87%E7%AB%A0%E3%81%8C%E6%9B%B8%E3%81%91%E3%82%8B%E3%82%88%E3%81%86%E3%81%AB%E3%81%AA%E3%82%8B%E6%9C%AC-%E5%B1%B1%E5%8F%A3-%E6%8B%93%E6%9C%97/dp/4862805280/ref=asap_bc?ie=UTF8″]

「freee vs マネーフォワード クラウド会計の両雄が特許訴訟で激突!」(ブログ「知財ベイビーステップ」)

[blogcard url=”https://yamadatatsuya.com/archives/1855″]

「『スター・ウォーズ』の新作タイトルもわかっちゃう?! 『TM view』(世界最大規模の無料商標データベース)」(ブログ「知財ベイビーステップ」)

[blogcard url=”https://yamadatatsuya.com/archives/1986″]

山田 龍也
この記事を書いた人
弁理士/ネーミングプロデューサー/テキスト職人。中小製造業によくある「良い商品なのに売れない」のお悩みをローテク製品の特許取得、知的財産(特許・商標)を活用したブランドづくり、商品名のネーミングで解決している。

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

目次