急成長!「Makuake」は他のクラウドファンディングサービスと何が違うのか?(その2) ~サイバーエージェントの資産の活用~

クロスリンク特許事務所(銀座・東銀座・新橋)のヤマダです。

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目次

はじめに

前回に引き続き、クラウドファンディングサービス「Makuake」の特徴をお伝えします。

前回は、「<特徴1>All in方式」を紹介しました(*1)。

今回は、「<特徴2>サイバーエージェントの資産の活用」についてお話しします。

<特徴2>サイバーエージェントの資産の活用

サイバーエージェント・クラウドファンディングは、アメーバブログ(アメブロ)、AbemaTVなどでおなじみ、サイバーエージェントの関連企業です。このため、「Makuake」には、サイバーエージェントがアメブロの運営などで蓄積してきた資産がふんだんに投入されています。

具体的には、情報発信力、情報分析力です。これらはサイバーエージェントの傘下の企業が運営しているからこそ活用することができる資産です。他のクラウドファンディングサービスにはない、「Makuake」の最大の強みなのです。

個別に説明していきます。

情報発信力

サイバーエージェントは、

● Amebaサービスのトップページ「Amebaトピックス」
● インターネットTV局「AbemaTV」

等の自社メディアを持っており、情報発信に長けた企業です。

「Makuake」は、グループ企業であるサイバーエージェントのメディアを通じて、プロジェクトに関する情報を発信することができます。アメブロをはじめとするAmebaサービスの会員は4000万人とも言われています。そこに対して情報を発信すれば、プロジェクトの認知度は格段に上がりますよね。

また、サイバーエージェントは他社メディアとのコネクションも強固です。例えば、

● webメディア
yahoo!ニュース、週間アスキー、東洋経済オンライン、ITメディア、GIZMODO、Lifehacker…。

● 新聞・テレビ
日本経済新聞、毎日新聞、日本テレビ「ヒルナンデス」、フジテレビ「めざましテレビ」、テレビ朝日「お願いランキング」、テレビ東京「ワールドビジネスサテライト」…。

等、有名媒体への掲載実績もかなりの数に及びます。これらのメディアから「Makuake」のプロジェクト情報が発信されることで、その情報は爆発的な勢いで拡散されていくのです。

「Makuake」のプロジェクトはメディアの記者たちからも注目されているそうです。「Makuake」には資金調達のために新しいプロダクトや面白いサービスが続々と集まってくるからです。新鮮なネタを欲している記者たちは放っておいても勝手に飛びついて記事として取り上げてくれるというわけです。

まともに広告を打ったら100万円を下らないような媒体が無料で記事にしてくれる。これはかなり魅力的です。

情報分析力

ブログの運営ではアクセス解析は必須の技術です。サイバーエージェントもアメブロのアクセス解析を通じて蓄積されたweb情報を分析する技術を持っています。

この蓄積を活かして誕生したのが「Makuake アナリティクス」です。

「Makuake アナリティクス」はクラウドファンディングの各プロジェクトについて、

● PV(ページビュー)
● 支援金額
● 支援者の属性

などを確認することができる分析ツールです。分析した情報を逐次、プロジェクトにフィードバックし、適切なアクションをすることで、プロジェクトの成功率はぐっと高まります。この情報分析力も「Makuake」の強みの一つと言えます。

「Makuake」の魅力。まだまだ続きますよ!

参考サイト

急成長!「Makuake」は他のクラウドファンディングサービスと何が違うのか?(その1) ~All in方式~|スイーツ弁理士・山田龍也の全部戦略!

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山田 龍也
この記事を書いた人
弁理士/ネーミングプロデューサー/テキスト職人。中小製造業によくある「良い商品なのに売れない」のお悩みをローテク製品の特許取得、知的財産(特許・商標)を活用したブランドづくり、商品名のネーミングで解決している。

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