勝間和代さん+神田昌典さん。お二人の言葉から成功と問題解決の方法について考えた

目次

はじめに

お友達の行政書士の先生に誘われて、経済評論家の勝間和代さん主催のコミュニティ「勝間塾」に参戦してきました。ゲストは経営コンサルタントの神田昌典さん! 勝間さんと神田さんという著名人2人が登壇する、豪華なコラボセミナーでした。

お二人のお話の中から、「成功」と「問題解決」について考えてみました。

勝間和代さんの言葉

「成功を選ぶことはできない。色々やって失敗を消去していくと成功が残る。」

ポイント

● まずは場数を踏むこと。失敗を恐れず、数多くのテストをするのが大事。

● テストの結果を丹念に分析する。

● 分析結果をフィードバックし、質を上げていく。そうすれば必ず成功することができる。

ヤマダの解釈

失敗は避けられない。だから、とにかくたくさんの場数を踏んでテストをする。そのテストの結果を分析し、失敗の原因を究明する。その後は同じ失敗を繰り返さないよう手当てをし、失敗率を減らす、精度を上げていく。

といったところでしょうか。当たり前のように聞こえますが、分析⇒フィードバックの部分がうまくいっていないケースは私自身も結構、あります。ここがうまくいかないと、堂々巡りになって同じ場所をグルグル回っているだけになります。フェイズが上がっていかないのです。フェイズを上げるためには、分析結果をフィードバックし、手当てをするという部分が最重要となります。

神田昌典さんの言葉(その1)

「競合分析をしてもあまり意味がない。ロジカルな分析からは表面的な解決策が導かれ易く、事業拡大には繋がっても根本的な解決策は生まれ難い。」

ポイント

● ロジカルな分析(競合分析等)は対症療法としては有効。

● 過去の事実の分析だけではドラスティックな解決は望めない。

● 「当事者が何を望んでいるのか」という観点からの検証が必要。

ヤマダの解釈

ロジカルな分析からは、対症療法の対策が導かれやすいということですね。

事業が閉塞している状況では、「考え方を根本から変える」「アプローチの方法を変える」ということが必要なケースが多いはずです。でも、分析だけに頼ってしまうと、今までの考え方の線路に乗っかったまま(路線変更をせずに)、対策を考えてしまう。だから、ドラスティックな解決策は出にくいというわけです。

こういう場合は、一旦、線路から外れて、「そもそも当事者はこのビジネスに何を求めているのか」「本来、この事業はどうあるべきなのか」という、根本に立ち返って検討を行うことが必要です。

神田昌典さんの言葉(その2)

「過去の延長線上で考えても問題は解決しない。但し、過去が無駄なわけではない。その中に要素は全て揃っている。問題を未来の側から見る。概念を変える。」

ポイント

● 問題を解決するために、斬新でユニークな要素を考える必要はない。

● 過去の要素を使えるが、その解釈や組み合わせを変えてみる。

● 未来の側から物事を見ることで、過去に囚われないドラスティックな解決策を見出すことができる。

ヤマダの解釈

これは発明の発想法に通ずるところがある考え方です。既知の要素の見方や切り口を変えてみる。既知の要素の未知の組み合わせを探してみる。ということです。未来の側から物事を見ることで、「現状の当たり前」をぶち壊す事ができます。

神田昌典さんの言葉(その3)

「スキルUPはテクニックの改善。3週間では結果が出ない。3週間で結果を出すためには考え方を変えるしかない。」

ポイント

● 人、組織、物、金等による解決策は即効性を望めない。

● 自分の考え方や行動は即時に変えることができ、即効性を期待することができる。

● 人、組織、物、金等には限界があるが、思考に限界はない。

ヤマダの解釈

まさに神田さんのおっしゃる通りですね。アイデアに制限はありません。無限に広がっていきます。それなのに、今の状況をべースに思考してしまう。これは勿体ないことです。

まとめ

ポイントは以下のとおりです。

● 成功するには結果を恐れず場数を踏む。

● 問題解決には未来(理想)からの視点が必要。

● 人や組織には限界があるが、思考には限界がない。

お二人の言葉はどれも説得力のある言葉ばかりでした。気付いて学んだら即実践。ですよ!

山田 龍也
この記事を書いた人
弁理士/ネーミングプロデューサー/テキスト職人。中小製造業によくある「良い商品なのに売れない」のお悩みをローテク製品の特許取得、知的財産(特許・商標)を活用したブランドづくり、商品名のネーミングで解決している。

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