最近、こんなニュースを見かけました。
有名店の味をレンジで 日清がデリバリー専門ラーメン|NIKKEI STYLE
この記事には、最近、日清食品が始めたラーメンの宅配ビジネス「RAMEN EX」が紹介されています。
この「RAMEN EX」を分析すると、ライバルに勝てる要素を考えることでビジネスモデル・儲ける仕組みを作れることがわかります。
今日は「RAMEN EX」を題材にビジネスモデル・儲ける仕組みを考えていきます。
ライバルに勝てる要素を考えるためには、以下のステップを踏めば良いと考えられます。
② ライバルの強みを把握する
③ 自分の強みの中からライバルに勝てる要素を考える
では、それぞれのポイントについて解説していきます。
ビジネスモデル・儲かる仕組みの作り方①|ライバルは誰かを考える
ビジネスモデル・儲かる仕組みの作り方、1つ目のステップは、
ライバルは誰かを考えることです。
からです。
結構ありがちなのが、
ことです。
ラーメンの例で説明すると、自分がラーメン屋を営業していると、周りのラーメン屋をライバルと考えてしまいがちです。
でも、ラーメン屋のライバルはラーメン屋だけではありません。
例えば、
- 店舗で提供
- 出前・デリバリー
- インスタント・冷凍・レトルト食品
- 出張料理サービス
等、ラーメンを楽しむ方法は色々考えられるわけです。
ライバルが誰かを考えるときは、
点に注意しましょう。
ビジネスモデル・儲かる仕組みの作り方②|ライバルの強みを把握する
ビジネスモデル・儲かる仕組みの作り方、2つ目のステップは、
ライバルの強みを把握することです。
からです。
よくやってしまうのが、
ことです。
私も色々な方から相談を受けるのですが、
と感じることが非常に多いんです。
自分の主観だけで、「自分の強み」を決めてしまうと、ズレたものになりやすいわけです。
ラーメンの場合なら、
- 店舗で提供(熱々のラーメンをプロにその場で作ってもらえる臨場感)
- 出前・デリバリー(お店に行かなくてもお店の味を楽しめる)
- インスタント・冷凍・レトルト食品(いつでも、手軽に、安く)
- 出張料理サービス(自宅でお店にいるような体験ができる贅沢感)
等、それぞれの業態で強みは違います。
このように、
わけです。
ビジネスモデル・儲かる仕組みの作り方③|自分の強みの中からライバルに勝てる要素を考える
ビジネスモデル・儲かる仕組みの作り方、3つ目のステップは、
自分の強みの中からライバルに勝てる要素を考えることです。
仮に自分の強みであっても、ライバルに勝てなければ意味がありません。
ことが大事なんです。
今回取り上げた日清食品のビジネスは、ざっくり言えば、インスタント・レトルト・冷凍食品の宅配です。
ラーメンの麺、具材、スープのセットを宅配し、それを電子レンジ調理するだけで、「一風堂」や「すみれ」等の有名店の味を楽しめるようになっています。
普通に考えると、「インスタント食品をわざわざ宅配する必要があるの?」と考えてしまいます。
でも、ここが日清食品の強みなんですよね。
- インスタント(レトルト・冷凍)食品の製造技術・製造設備
- 有名ラーメン店とのパイプ
等は他には真似できない、日清食品の独自の強みです。
これに、麺、具材、スープが「RAMEN EX」専用に開発された素材であるという独自性・希少価値を加える工夫をしています。
ここまですると、「インスタントなら買ってくればいいじゃん!」という話にもなり難いですよね?
「ライバルに勝てる要素を考える」というのは、
なのです。
ビジネスモデル・儲かる仕組みの作り方|まとめ
今日は、日清食品の「RAMEN EX」を題材に、ビジネスモデル・儲かる仕組みの作り方を考えてみました。
いかがでしたか?
ビジネスモデル・儲かる仕組みの作り方、3つのステップを復習しておきましょう。
② ライバルの強みを把握する
③ 自分の強みの中からライバルに勝てる要素を考える
大事なのは、②ライバルの強みを把握することです。
殆どの人は、自分の強みを見つけ出す時に自分の方向からしか見ていません。
それではただの独りよがりになってしまいます。
ライバルの強みを把握し、自分の強みを客観的に導き出すことが大事なんです。