自分の印象は他人が作る

自分が与えたい印象と他人が受ける印象。この2つが完全にシンクロしていることはありません。必ずズレがあります。極論かもしれませんが、他人は常に自分のことを誤解している、と言ってもいいでしょう。これがオンラインでのコミュニケーションであればなおさら。そうであれば、自分が与えたい印象と他人が受ける印象とのズレを埋めるための工夫が必要だと思いませんか?

目次

セミナー「印象力を高めるオンラインでのコミュニケーション」

ということで、2022.6.4(土)に、「印象力を高めるオンラインでのコミュニケーション」というセミナーに参加してきました。講師は株式会社comodo東山 桂子さん。

講師の東山さん

セミナーに参加した感想です。

テクニック的なものはあるんでしょうけど、そこは大事ではないですね。大事なのは他人からフィードバックをもらうこと。他人が自分をどう見ているかを知るということの方がずっと大事です。

このセミナーでは、1分間の自己紹介をし、それについて他の参加者からのフィードバックをもらうというやり方をしました。たった1分の自己紹介ですが、参加者の皆さんが付箋に沢山のコメントを書いてくれました。

フィードバックのコメント

ヤマダはどんな印象を持たれているか

以下、ヤマダの自己紹介に対するコメントを一部紹介します。

見た目の印象

  • 笑顔
  • 相手の目をよく見ている
  • 目が泳いでいる
  • ビーチボーイズのマイク真木を思い出した

声の印象

  • 聞き取りやすい
  • 落ち着きがあり、穏やか
  • 抑揚がある
  • 「世界の車窓から」のようなナレーションもできそう

人柄に関する印象

  • 笑いを取ろうとしている
  • 博識、知的な感じ
  • 仕事を大切にしてそう
  • 大人な雰囲気のバーが似合いそう

話の内容に関する印象

  • 弁理士という仕事をわかりやすく説明している
  • 弁理士だからネーミングアドバイザーという印象付けをしている
  • ミッションがある
  • ストーリーがある

たった1分喋っただけなのに色々なフィードバックがあるものです。同じ所作を見ても人によって感じ方が違うし、気になるポイント・視点も違いますね。おそらくですが、自分が持っていない特徴は強く、肯定的に印象づけられ、自分と似ている特徴は捨象されるのではないかと思っています。

まとめ

他人からフィードバックをもらうことで、

  • 自分では弱点だと思っている部分を他の人は意外と気にしていない、むしろ肯定的に捉えている
  • 自分では当たり前にやっていることが他の人からは興味を持ってもらえる

ということがわかるので面白いですね。

例えば、私の場合、「声がもっさりしている」、「声が通りにくい」ということにコンプレックスを感じていました。でも、他の人は「聞き取りやすい」、「穏やか」、「落ち着きがある」と肯定的に捉えています。他の人は気にしちゃあいないわけです(笑)

あとは、話の構成力やロジカルな話し方は他の人にはない特徴なのかな?というのも今回気づいた点です。説明の順序やストーリー性を評価されていると感じました。

印象の良かった部分は自分でも意識的に増やしていく、印象の悪かった部分はあまり出ないように隠していく。そうすることで、自分が与えたい印象と他人が受ける印象とのズレは徐々に埋まっていくと感じました。皆さんも試してみてください。

山田 龍也
この記事を書いた人
弁理士/ネーミングプロデューサー/テキスト職人。中小製造業によくある「良い商品なのに売れない」のお悩みをローテク製品の特許取得、知的財産(特許・商標)を活用したブランドづくり、商品名のネーミングで解決している。

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