はじめに
精神科医・樺沢紫苑さんの新刊「神・時間術」の出版記念講演会を聴いてきました!
今までの時間術、効率化とは方法論が全く異なる時間術です。「時間がない」「もっと時間があれば」「時間術・時短術に関する本を読んだけど役に立たなかった」という人はこのコラムは必読ですよ!
「神・時間術」出版記念講演会 ザックリレビュー
「神・時間術」は4月13日に発売予定です。まだ市場に出回っていません。この講演会は発売前の「神・時間術」の内容を著者の樺沢さんから直接教えてもらえる講演会なのです。
講演会で聴いた内容をヤマダの独断と偏見で整理してみました!
「神・時間術」 押さえておきたい3つの基本
「神・時間術」の基本的な考え方は以下の3つです。
● 集中力を上げることで、自分が使える時間を実質的に増やす
● 集中力を上げるために、身体のコンディションを最高の状態に保つ
● 増えた時間を自己投資に回し、更に時間を産み出す
(1)集中力を上げて自分が使える時間を実質的に増やす
「神・時間術」のコアとなる考え方です。
従来の時間術はムダな時間を削るというものが殆どです。この手の時間術は1日24時間を効率的に使うという考え方です。最大限の効率化をしても、使える時間は24時間。これ以上増やすことはできません。
これに対して、「神・時間術」は集中力を上げて自分が使える時間を実質的に増やすという考え方です。
集中力を上げる
⇒ 時間当たりの生産性が高まる
⇒ 単位時間当たりにできる作業の量が増える、作業時間が圧縮される
⇒ 自由な時間が産み出される
という考え方ですね。
ちょっと試算してみましょう。例えば、あなたが起きて活動している時間が16時間とすると、元々、使える時間は960分です。集中力を上げて生産性が1.1倍になれば、960×1.1=1056(分)。1056-960=96(分)≒1時間半の時間が産み出されます。更に、生産性が1.2倍になれば、960×1.2=1152(分)。1152-960=192(分)で、なんと3時間強の時間を産み出すことができます! 1日24時間を実質的には27時間にすることができるわけです。
(2)集中力を上げるために、身体のコンディションを最高の状態に保つ
「神・時間術」を実現するためのキーとなる「集中力」。
この集中力を上げるためには、身体のコンディション、もっと具体的に言えば、脳のコンディションを最高の状態に保つ必要があります。「病気ではない」、「健康」では不十分で、そのレベルを超えた「絶好調状態」。この状態を創り出すことで初めて、集中力が極限まで高まり、究極のハイパフォーマンスを実現することができるというわけです。
ポイントは運動と睡眠。汗が流れる程度の有酸素運動を継続することと、1日7時間以上の良質な睡眠が脳のコンディションを最高の状態に保つ秘訣です。
(3)増えた時間を自己投資に回し、更に時間を産み出す
集中力の向上で産み出された時間を更に増やしていく秘訣。それは、産み出された時間を自己投資に回すことです。
例えば、読書に回す。仕事に関する知識を習得して、仕事の効率を上げれば、更に時間が産み出されます。また、自分の趣味の時間や家族との時間に回してもよいでしょう。仕事のストレスが解消され、生活に充実感が出てくることで、心身ともにリフレッシュされます。
精神的・肉体的疲労が回復すれば、集中力が向上するので、更に時間が産み出されるというわけです。
逆に、やってはいけないのは仕事。せっかく産み出された時間を「投資」ではなく、「消費」に回すことになります。これをやってしまうと、時間を産み出す無限ループが寸断されてしまうのです。
まとめ
今日はここまで!
次回は「神・時間術」の実践法について紹介します。「神・時間術」を実際に1日のタイムテーブルに載せて具体的に説明します。
今回紹介した書籍
脳のパフォーマンスを最大まで引き出す 神・時間術(樺沢紫苑・著 大和書房)
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