はじめに
仕事で忙しい日々を送っていると、「たまには温泉に浸かってのんびりしたい…」なんて思うことはありませんか?
そんなときには有名で人気がある温泉よりも、鄙(ひな)びた温泉をお勧めします。人気の温泉では決してできない、鄙びた温泉ならではの効用があるからです。
あえて鄙びた温泉街の鄙びた温泉宿を選ぶ
研修の後、甲府で一泊。昼前にホテルをチェックアウトして、送迎バスで甲府駅へ。そこから更にバスで15分程のところに目的の温泉はありました。
県庁所在地・甲府のご近所に温泉が湧き出ているんですよね。バスを下りると、隣には天皇・皇后両陛下がお泊りになったホテル。向いには、充実した施設が売りの大規模なホテル。
でも今回は、これらの定番宿はスルー。もっと風情のありそうな枯れた感じの温泉宿を探してみることにしました。
鄙びた温泉で「頭のデフラグ」をする
バス停のある大通りから少し山の方に入っていくと、風景は一変します。
温泉以外には何もない。人もほとんど歩いていない。かなり鄙びた温泉街という風情です。
その温泉街の奥の方にある老舗っぽい温泉宿でお風呂を借りることにしました。
中には、大きな内風呂が一つ、露天風呂が二つ。簡素な作りです。昼時のせいか、人っ子一人いません。お風呂三つを独り占め、貸切状態です。
露天風呂に浸かると、聞こえるのはお湯が流れ落ちる音だけ。その音をしばらく聞いていると、脳には余分な情報が何も入ってこない状態になります。
「無」の境地です。
お風呂を時々移りながら約1時間。脳に入ってくる情報を遮断します。こうすることで、過剰な情報で凝り固まった脳が少しずつ少しずつ解きほぐされていきます。
そして、外から入ってくる情報を遮断することで、頭の中の不要な情報は消去され、断片化された情報はすっきりと整理されていきます。
言ってみれば「頭のデフラグ」です。
人気の温泉では子供がバタバタ走り回ったり、外国人客が大声でおしゃべりを楽しんでいたり…。なかなか情報を遮断することはできません。「頭のデフラグ」は鄙びた温泉だからこそ、できる方法なのです。
普段は休んでいても、脳に何某かの情報が入ってきます。そして、知らず知らずのうちにその情報に縛られてしまいます。この状態を定期的に開放してあげるのが大事です。
鄙びた温泉街の端っこにある、鄙びた温泉宿で一風呂浴びる。たまにはそんな「頭のデフラグ」をしてみませんか?
今回の温泉へのアクセス
今回お邪魔したのは湯村温泉です。
甲府駅南口から山梨交通バスで約15分。バスターミナル④番乗り場から湯村温泉方面に行くバスが出ています。
甲府駅-湯村温泉(方面)時刻表
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入浴料
1000円です。小さいタオルを無料で貸してくれます。
宿(日帰り温泉)の情報
[blogcard url=”http://www.yumurayanagiya.com/”]