商品開発のヒント|ピタッとくっつくスマホケース「WAYLLY(ウェイリー)」

中小企業専門・クロスリンク特許事務所(東京都中央区銀座)の代表弁理士・山田龍也(@sweetsbenrishi)です。
 

この記事は、商品開発に関する記事です。
儲ける仕組みを作っていきたい中小企業様・個人事業主様に役立つ内容です。

ヤマダが独断と偏見でチョイスした

●商品開発・商品企画
●事業戦略
●特許・実用新案登録・意匠登録
●その他、ものづくりに役立つ情報

に関するニュースの中から、売れる商品づくりに役立つ情報を紹介します!

はじめに

実際に存在する製品事例から、商品開発のヒントを探ってみようという新企画「商品企画のヒント」。

今回の事例は、鏡・ガラス・金属などの表面にピタッとくっつくスマホケース「WAYLLY(ウェイリー)」です。
既存の製品の新しい用途や機能を発掘するのも「商品開発」のうちですよ!

「WAYLLY(ウェイリー)」とは?

(引用元:WAYLLY(ウェイリー) 公式オンラインショップ(*1))

 

「WAYLLY(ウェイリー)」は、鏡・ガラス・金属などの表面にピタッとくっつくスマホケースです。

ピタッとくっつく秘密は新素材の「ナノサクション」。ナノメートル(100万分の1ミリメートル)サイズの小さな吸盤が無数に形成された樹脂素材です。

「WAYLLY(ウェイリー)」を鏡・ガラス・金属などの滑らかな表面に押し当てると、ナノサクションの小さな吸盤が素材表面に吸い付き、ピタッとくっつくのです(*1)。

「WAYLLY(ウェイリー)」のコンセプトは「#ウェイリーでセルフィー」。
「WAYLLY(ウェイリー)」を使えば、窓ガラスや鏡にスマホを固定してセルフィー(自撮り)を撮ることができるのです。

セルフィー以外にも、

  • お店の窓ガラスにスマホを貼り付けて参加者全員の集合写真を撮る(カメラマンや三脚が要りません)
  • キッチンの壁にスマホを貼り付けてレシピ動画を見ながら料理をする
  • ダンススタジオの鏡にスマホを貼り付けてレッスンの動画を自撮りする

など、多彩な使い方ができる便利グッズです。

こんな「WAYLLY(ウェイリー)」から、商品開発のヒントを3つ拾ってみました。

商品開発のヒント①|既存の製品の新しい用途や機能を発掘した点

「WAYLLY(ウェイリー)」はスマホが持つ多数の機能のうち、カメラとしての機能、特に「自撮り」という用途に着目して開発されたものです。

スマートフォンは究極の多用途製品です。
今や電話機能のためだけにスマホを持つ人は殆どいませんよね?
カメラ、ビデオ、テレビ、パソコン…。スマホは多数の機能を持っており、広い用途に使うことができます。
「WAYLLY(ウェイリー)」の勝因はスマホの本来的な機能である通信機能以外の機能に着目したことです。

また、「WAYLLY(ウェイリー)」はスマートフォンケースとしての用途や機能も異色です。

通常、スマートフォンケースに要求される機能は、

  • スマホを落としても壊れない(耐衝撃性)
  • スマホをこすっても傷がつかない(耐傷性)
  • 他の人とは見た目を変えたい(デザイン性)

などです。

「自撮り」という用途に着目して、その用途で使っているユーザーの不満や要望を深掘りしたからこそ、「ピタッとくっつく」という機能が着想され、ユニークな製品ができたのです。

既存の製品の新しい用途や機能を発掘することがユニークな製品を作ることに繋がるということです。

商品開発のヒント②|時流をうまく取り入れた点

「WAYLLY(ウェイリー)」は時流をうまく捉えたタイムリーな製品です。

今、FacebookをはじめとするSNSには著名人やタレントのみならず、一般人の撮った写真が溢れています。
特に画像投稿プラットフォームのinstagramは今、最も勢いがあるSNSと言っていいでしょう。
「インスタ映え」という流行語も生まれる程、世は空前の写真ブームなのです。

このような写真ブームになると、「他の人よりキレイな写真を、より簡単に撮りたい!」というニーズが高まります。
そんなユーザーの要望をうまく満たしてあげることがヒット製品を作ることに繋がりました。

時流の勢いを借りる、誰よりも早く時流に乗る。
それができれば、爆発的なヒット製品を創り出すことも可能となるのです。

商品開発のヒント③|新素材をいち早く導入し、自分の製品に活用した点

「WAYLLY(ウェイリー)」では「ナノサクション」という新素材を利用しています。

新素材を使うと今までの技術ではできなかったことが簡単にできるようになります。
新しい素材が出てきた時には、その機能を見極め、自分たちの製品に活かすことができないかを素早く検証することが大事です。

新素材をいち早く導入し、自分の製品に活用することができれば、先行者利益を得ることができるのです。

商品開発のヒント|まとめ

以上説明したように、「WAYLLY(ウェイリー)」の企画開発には、

  • 既存の製品の新しい用途や機能を発掘した
  • 時流をうまく取り入れた
  • 新素材をいち早く導入し、自分の製品に活用した

という特徴があります。

現代のものづくりでは企画・開発のスピード感が勝敗を分けます。
機を見るに敏であることが必要です。
チャンスや流行を逃さない機動的なものづくりが求められているのです!

参考サイト

(*1)WAYLLY ウェイリー公式オンラインショップ

WAYLLY(ウェイリー) 公式オンラインショップ
ヒルナンデスで特集・放送された、今話題のインスタグラマーにぴったりの自撮りスマートフォンケース「WAYLLY」(ウェイリー)。インスタ映えするトレンド商品として、「#ウェイリーでセルフィー」をコンセプトに、新素材ナノサクションを採用。フジテレビ、みんなのニュースでも取り上げられ、全国のヴィレッジヴァンガードでも販売中!

(*2)次世代セルフィースマートフォンケース 『WAYLLY』ウェイリー(YouTube)

ホントにどこにでもくっつきますね(笑)

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