日本のホワイトカラーの生産性が低い理由。生産性を上げるコツ

クロスリンク特許事務所(銀座・東銀座・新橋)・弁理士のヤマダ(@sweetsbenrishi)です。

目次

はじめに

昨日(7月7日)にプロフェッショナルブロガー・立花岳志さん(*1)のセミナーに参加してきました。

このセミナーの中で話に出てきた「日本のホワイトカラーの生産性が低い理由」について考えてみたいと思います。

日本のホワイトカラーの生産性が低い理由。生産性を上げるコツ

今回参加したセミナーのタイトルは「ワーク & ライフスタイル & ツール こだわり全公開セミナー」(*2)。

プロフェッショナルブロガーとして世帯年収5000万円を稼ぐ立花さんの「ワーク」「ライフスタイル」「ツール」に関するこだわりを全て公開してくれるという太っ腹なセミナーでした。

このセミナーの中で「日本のホワイトカラーの生産性が低いのは何故か?」という話題が出ました。
日本はいわゆる先進国の中でも圧倒的に生産性が低いというのはよく聞く話です。
中でもホワイトカラーの生産性が低いと言われています。

立花さんはその理由の一つとして、PCの操作スキルが低いことを挙げていました。

既にタイプライターの文化があって、そこからPCにシフトしていった欧米諸国と、そのような文化を全く持ち合わせていない日本。
この環境の違いが、日本に圧倒的に不利に働いているというのです。

まぁ、PCの操作に苦労している人は少なからずいますよね。

そこそこ使えている人はいるかもしれません。
でも、その人が「PCの能力を十分に引き出させているか?」と言えばそうではないことが多い。

PCの操作スキルに優れ、PCの能力を十分に引き出せている人は、ホワイトカラーの中でもほんの一握りだと言えます。

ご多分に漏れず、ヤマダもその一人です。

タッチタイピングはできないし、「せっかくThinkPadを使っているのに、何でトラックポイントを使わないでマウスを使ってるの?」と突っ込まれる…(笑)

PCの操作に熟達している人を見ていると、動きに無駄がないですよね。

同じ成果物を得るまでに使う時間も労力も圧倒的に少ない。
PCの操作スキルが生産性に効いてくるというのは容易に想像できると思います。

このセミナーで紹介された、生産性を上げるためのPCの使い方をいくつか紹介します。

(1)「親指シフト」で生産性を上げる

このセミナーでは、立花さんが使っている「親指シフト」というタイピング手法を紹介してもらいました。

「親指シフト」は、ローマ字入力ではなく、かな入力です。
そして、同じキーに2文字が割り当てられていて、親指シフトキーを押した時と、押さない時では、同じキーでも異なる文字を打てるようになっています。
即ち、25個のキーの位置を覚えれば、50音全てを入力できるわけです。

「親指シフト」の1つ目の利点は、ローマ字入力より打鍵数が少ないことです。

ローマ字入力であれば、「Tachibana」と9回打鍵するところを、親指シフトであれば「たちばな」と4回打鍵するだけで済むので、入力時間を半減することができます。

「親指シフト」の2つ目の利点は、かな→ローマ字という思考回路の切り替えが不要で、思考を寸断しないことです。

頭の中の思考は当然、日本語です。
ローマ字入力の場合は日本語をローマ字に置換して打鍵しているわけです。
そして、タイピングをしている最中、ずっとこの思考回路の切り替えを繰り返し続けている。
これが脳にストレス・ダメージを与えるんだそうで。

思考を寸断せず、その思考をダイレクトに文字に変換する。
これにより、生産性が大幅に向上するのだそうです。

(2)ショートカットキーで生産性を上げる

「親指シフト」は一つの例にすぎません。

PCの操作スキルに優れている人はマウスやトラックパッドを殆ど使わないという印象があります。
マウスを使わず、ショートカットキーを使っているのです。

windowsなら、「Shift+矢印」で文字選択、「Ctrl+C」でコピー、「Ctrl+C」で貼り付け、とかですね。
macでも「Ctrl」キーではなく、「command」キーを使って同じような操作ができます。

このようにショートカットキーを巧みに使うことで、マウスを使わないようにする。
そうすることで、キーボードから手が離れず、作業スピードを上げていくことができるのです。

(3)単語登録で生産性を上げる

よく使う用語を単語登録しておく、なんていうことも地味に効いてきます。

タイピングをしていると感じるのは「結構、同じ言葉や文章を打ち込んでいるよなぁ」ということです。
住所やメールアドレス、汎用の挨拶…。
数え上げればキリがありません。

こういうものをマメに単語登録していく。
こうすることで、塵も積もれば山となる、生産性は着実に上がっていきます。

ヤマダはGoogle日本語入力の単語登録機能を使っています。
まだまだ数が少ないですけどね(笑)

まとめ

このセミナーでは上に挙げた3つの方法の他にも、便利で生産性の向上に役立つソフトやアプリの紹介もありました。

現代ではPCを使って仕事をすることが当たり前。
その割には、PCの使い方にあまり工夫をしていないなぁ、というのが実感です。

PCの操作スキルを向上させ、PCを合理的・合目的的に使うことで生産性はいくらでも上げていくことができる!
そう感じたセミナーでした。

参考サイト

(*1)No Second Life|立花岳志さんのブログ

(*2)世帯年収5000万円!稼ぐ男のワーク & ライフスタイル & ツール こだわり全公開セミナー

山田 龍也
この記事を書いた人
弁理士/ネーミングプロデューサー/テキスト職人。中小製造業によくある「良い商品なのに売れない」のお悩みをローテク製品の特許取得、知的財産(特許・商標)を活用したブランドづくり、商品名のネーミングで解決している。

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