商品開発のヒント|ちょっとした不満を解消した「Shupatto」

中小企業専門・クロスリンク特許事務所(東京都中央区銀座)の代表弁理士・山田龍也(@sweetsbenrishi)です。
 

この記事は、商品開発に関する記事です。
儲ける仕組みを作っていきたい中小企業様・個人事業主様に役立つ内容です。

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商品開発のヒント|はじめに

商品開発のヒント、今日のテーマは、

  • ちょっとした不満を解消した「Shupatto」
  • 楽して効果を上げる「マット型EMS」
  • 環境に配慮した調湿パネル「タツタイル」
  • 他社の技術を使ったスナック「WORLD SOUP SNACK」
  • 他の人が諦めていることに取り組んだ「破れないストッキング」

の5本です。

商品開発のヒント①|ちょっとした不満を解消した「Shupatto」

【新製品】一気にたためるバッグ「Shupatto」に北欧テキスタイルブランド「カウニステ」とのコラボモデルが登場|文具のとびら

 

【新製品】一気にたためるバッグ「Shupatto」に北欧テキスタイルブランド「カウニステ」とのコラボモデルが登場|
【新製品】一気にたためるバッグ「Shupatto」に北欧テキスタイルブランド「カウニステ」とのコラボモデルが登場|記事|「文具のとびら」は、読めば『文房具がもっと好きになる』そんなWebマガジン。文房具専門紙および文房具フリーマガジンに携わっている経験豊富なライター陣や専門家が記事を執筆し、文房具に関するさまざまな情報...

 

商品に潜むちょっとした不満を解消してあげましょう。

他の商品に変えるという程の不満ではないけれど、ほんのちょっとした不満。
これが結構、くせものです。

商品自体は気に入っているのに、そのちょっとした不満が気になる。
そうすると商品全体の評価を下げてしまうことにもなりかねません。
そこはクリアにしておいた方がいいわけです。

 

「Shupatto」は、手早く畳めるエコバッグ。

レジ袋の有料化が議論される中、エコバッグを使いたいという人は増えています。
でも、意外に持ち運ぶときに嵩張る、袋を広げ難い・畳み難い。

そういう不満が「レジ袋でいいか…」となって、エコバッグを使わなくなってしまうわけですね。

このエコバッグは両端を持って引っ張ると、一気に帯状に畳める構造になっています。

手間いらずで嵩張らない。エコバッグの普及に一役買ってくれそうです。

商品開発のヒント②|楽して効果を上げる「マット型EMS」

素足で乗るだけで脚のエクササイズができるEMSマット|家電Watch

 

素足で乗るだけで脚のエクササイズができるEMSマット
 ヒロ・コーポレーションは、乗るだけで脚のエクササイズが手軽にできるマット「EMSLIMMER BIKYAKU」を、2月中旬に発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は9,800円前後。

 

商品企画に困ったら、企画対象の商品で、楽して効果を上げる方法がないか考えてみましょう。

「簡単」「らくらく」「手抜き」「ズボラ」「時短」「手間なし」等がキーワードです。

人間は本来、ズボラな生き物です。
やらなければいけないことが頭では解っていても、実際に体を動かすのは面倒という人が殆どです。
そういう人達に、「この商品なら楽にできますよ」という提案(悪魔の囁き?)をするわけです。

長い間、未解決になっている課題というのはたくさんあります。
今まで色々な解決策が提案されてきたけれど、まだこれという解決策は見つかっていない。
そういう課題に対して、今までとは違う解決策を提案する。

「これならいけそう!」「自分でも取り組めそう!」。

そういう期待を抱かせるような商品を考えてみましょう。

 

上記の記事で紹介されているのは、「マット型EMS」。

EMSというと、バンドでお腹に巻きつけて電気刺激を与えるものが知られています。
しかし、この商品は上に乗るだけのマット型です。

「ダイエットをしないと!」と思っている人は沢山います。
でも、殆どの人は厳しい食事制限やキツイ運動なんかはやりたくないわけですよね?

そういう人達に「乗るだけで痩せられますよ」「お腹に巻きつける必要すらないんですよ」と提案するわけです(笑)

商品開発のヒント③|環境に配慮した調湿パネル「タツタイル」

【クローゼットまで消臭・調湿】タツタイル第二弾「無電源」脱臭ハンガーパネル|Makuake

 

Makuake|【クローゼットまで消臭・調湿】タツタイル第二弾「無電源」脱臭ハンガーパネル|マクアケ
スーツやコートについたニオイ、気にしたことはありませんか? ニオイは日頃の手入れが重要。 タバコや食べ物のニオイの他にも汗や雨、湿気による雑菌の繁殖などによって、いつの間にかついているものです。 久々に着るものだとクローゼットの中にこもったニオイが染み付いてしまっていることも。 また、年齢に...

 

世の中、エコブームです。エコな商品を考えてみましょう。

 

「天然素材」「再生可能」「リサイクル」「電気(化石エネルギー)を使わない」等がキーワードです。

最近は、食品用ラップですら、シリコーン製で繰り返し使える商品が登場しています。
実際にそれが合理的かどうかは別にしてそういう商品を好む人が増えているということです。

あなたの会社の商品が化学薬品や合成樹脂を使っているなら、天然素材・リサイクル素材に変更できないか検討してみるのも一つの方法です。

 

上記の記事で紹介されているのは、天然石を利用した調湿パネル「タツタイル」。

よく見る吸湿剤(「ドライペット」「水取りぞうさん」等)は、塩化カルシウムやシリカゲルを使ったものが多く、一般家庭では再生することができず、使い捨てタイプの商品です。

「タツタイル」は湿気のないところに出しておけば乾燥して再利用することができるので、長く使うことができるんです。

商品開発のヒント④|他社の技術を使ったスナック「WORLD SOUP SNACK」

世界のスープをギュッと濃縮!お手軽小腹満たしスナック「WORLD SOUP SNACK(ワールドスープスナック)」|TRINUS

 

世界のスープをギュッと濃縮!お手軽小腹満たしスナック「WORLD SOUP SNACK(ワールドスープスナック)」 - TRINUS (トリナス) | 技術とデザインの化学反応による驚きを
世界が認める日本の技術とデザインを繋ぎ、まったく新しい驚きに溢れた商品をあなたにお届けします。インテリア雑貨、食器、文具、アパレル雑貨など、ジャンルの垣根を越えて、生活を楽しくする小さなイノベーションをたくさん生み出します。

 

他社の技術を使うことを考えましょう。
不得手な部分はそれを得意としている会社と組むということです。

どんな会社にも得手・不得手があります。
全ての材料や部品を自前で調達しようとすると、苦手な部分がボトルネックとなって商品開発のスピードが鈍ります。
不得手な部分はそれを得意とする会社に任せ、自分は得意なことに専念した方が効率的なのです。

 

「主要部品の全てを我が帝国重工で内製化する」。

ドラマ「下町ロケット」で帝国重工のお偉方が念仏のように唱えていた言葉です。

でも、もう「自前主義」という考え方は古いのです。

あなたの会社が商品開発で引っかかっている部分。
他の会社の人に相談したら、「うちの技術でやれば、簡単にできますよ!」と言われるかもしれません。

まずは日頃から他社の技術をよくリサーチしておくことです。

「この技術、うちの商品に使えないかなぁ?」。そういう視点を持つだけで、技術に広がりが出てきます。

 

上の記事で紹介されているのは、森永の焼きチョコ「ベイク」の特許技術を使ったスープスナック。

外をカリっと、中をしっとり仕上げる「ベイク」の特許技術で、本来、液状のスープをスナックの中に閉じ込めています。
他社の技術をうまく使って商品化に成功した例です。

商品開発のヒント⑤|他の人が諦めていることに取り組んだ「破れないストッキング」

Sheertexのストッキング ハンズオン:ぜんぜん破けない、本当にアンブレイカブル #CES2019|GIZMODO

 

Sheertexのストッキング ハンズオン:ぜんぜん破けない、本当にアンブレイカブル #CES2019
さいきょうのストッキングがあらわれた!元の値段がいくらだろうが、場合によっては1回履いただけで破けてしまうストッキング。気をつけて扱っていてもすぐ...

 

長年、未解決となっている課題に取り組んでみましょう。
他の人が諦めていることに取り組んでみるということです。

誰もが諦めている。
所詮こんなものと思っている。
最初から期待していない。

そういうところにビジネスチャンスがあるんです。

定説をひっくり返す。
これ、かなりインパクトがありますよ。
感動すら与えられます。

これは商品開発では極めて大事なことです。

みんなが飛びつくところは激戦です。
レッドオーシャン。

皆が諦めて見向きもしないテーマに取り組むことでその商品のパイオニアとなり、その分野のトップシェアを取ることができるわけです。

 

上記の記事で紹介されているのは、「破れないストッキング」。

素材に「超高分子量ポリエチレン」を採用し、爪で引っ掻いても、ジッパーに挟み込んでも破れない驚異の耐久性を誇っています。

「ストッキングは破れるもの」という常識を見事に覆しています。

ここまでいけば、消耗品のストッキングとは価格帯を揃える必要がありません。
商品単価を上げることもできるわけです。

商品開発のヒント|まとめ

今週のヤマダからのアドバイスは、

  • ちょっとした不満を解消してあげる
  • 楽して効果を上げる方法を考える
  • 環境に配慮した商品を考える
  • 他社の技術を使うことを考える
  • 他の人が諦めていることに取り組む

の5つでした。

特に、「ちょっとした不満を解消してあげる」、「他の人が諦めていることに取り組む」は、商品開発で特に大事な考え方です。

ぜひ取り組んでみてください!

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