日本弁理士会関東会「中小企業・ベンチャー支援委員会」の活動報告

中小企業専門・クロスリンク特許事務所(東京都中央区銀座)所長、弁理士の山田龍也(@sweetsbenrishi)です。

私は2015年の独立開業当所から、日本弁理士会関東会の委員会「中小企業・ベンチャー支援委員会」に所属しています。昨年度、初めて副委員長に就任。そして、今年度も続投することが決まりました。

目次

来期は副委員長 兼 フロンティア部会・部会長として活動します!

活動方針案を発表するヤマダ

「中小企業・ベンチャー支援委員会」は日本弁理士会の関東会(旧・関東支部)に属する委員会です。

  • 中小企業・ベンチャーに対する知財支援策の検討
  • 中小企業・ベンチャーに対応するための弁理士育成に関する企画・実行
  • 中小企業・ベンチャーに対する知財支援の実施

を行うための委員会です。ヤマダは今期で委員に就任して5期目。昨年度は副委員長 兼 第一部会の部会長として活動していました。

本日(2019.04.05)、副委員長と第一部会部会長を継続することが決まりました。早速、副委員長として、第一部会の活動方針案を発表してきたので、その内容を紹介します。

活動方針案を発表するヤマダその2(写真中央)

セミナー部会からフロンティア部会へ

フロンティア部会の活動方針

まず、第一部会の名称を「セミナー部会」から「フロンティア部会」に改称しました。

昨年度まで第一部会は「セミナー部会」という名称で活動していました。活動内容は主として、知的財産初心者である中小企業経営者等を対象としたセミナーの企画開催です。

しかし、セミナーを開催するのはあくまで中小企業を支援するための一つの手段であり、それ自体が目的ではありません。そのため、「セミナー部会」という名称に若干違和感があったんですよね。

そこで、今期から「フロンティア部会」という名前に改称しました。

「フロンティア」とは、

国境、開拓地域と未開拓地域との境界

という意味があります。

従来、弁理士と関わりがなかった中小企業を開拓し、その中小企業に弁理士を活用してもらい、中小企業の事業の発展を図るという意味を込めて、「フロンティア部会」と名付けました。

フロンティア部会の活動方針には2つのアプローチが含まれています。「中小企業の開拓」と「隣接業界の開拓」です。

フロンティア部会・2つのアプローチ

活動方針その1:中小企業の開拓

「中小企業の開拓」をより具体的に説明するならば、弁理士の利用経験がない中小企業の開拓です。

第一部会では、昨年度まで知的財産初心者向けのセミナーを年2回実施してきました。

特徴としては、

  • 知的財産権(特許権・商標権等)の取得方法に留まらない、ビジネスの収益に直結する内容
  • 従来の座学型・情報提供型ではない、自分で考え解決策を見出していくワークショップスタイル
  • 弁理士に対する敷居の高さを払拭するためのセミナー終了後の懇親会

等が挙げられます。

今年度はこれを一歩進める形で、

  • ワークショップ型セミナー+グループコンサルティング

という、新しい形のセミナーを提供していきます。

昨年もワークショップには4-5人の参加者に1-2名の弁理士が加わり、事例問題の課題を解決していくスタイルを採っていました。今年度はここにグループコンサルティングを加えたいと考えています。

ワークショップの課題はあくまで我々が事前に用意したもの。セミナー参加者が現実的に直面している課題とは異なります。

そうであれば、

  • 参加者から現実に発生している課題、ビジネス上の具体的な課題を出してもらう
  • その課題を弁理士と参加者が考えて解決策を検討する

という形にした方が、弁理士の有用性を肌で感じてもらうことができ、弁理士を利用してもらうきっかけになるのではないかと考えたわけです。

フロンティア部会・今年度のセミナー方針

活動方針その2:隣接業界の開拓

「隣接業界の開拓」をより具体的に説明するならば、中小企業支援で協業可能な隣接業界の開拓です。

中小企業支援で協業できそうな隣接業界としては、他士業(弁護士、税理士、中小企業診断士等)等もあります。しかし、フロンティア部会の今年度のターゲットは「デザイナー業界」としました。デザイナーはプロダクトデザイン(→意匠登録)、ロゴマークデザイン(→商標登録)等で弁理士業務と繋がる業務を抱えており、中小企業支援で協業できる可能性を秘めているからです。

昨年度、中小企業・ベンチャー支援委員会では、長野五輪ロゴデザイナー・篠塚正典様を招聘し、弁理士会会員向け研修を行いました。この人脈を活かそうと考えています。

具体的なイベントの内容は検討中ですが、

  • 弁理士とデザイナーによる中小企業向け共催セミナー
  • 弁理士とデザイナーの中小企業支援に関する合同勉強会

等をイメージしています。

まとめ

ということで、今期も中小企業・ベンチャー支援委員会の副委員長兼部会長として活動することが決まりました。

ヤマダが率いる第1部会(フロンティア部会)は、

  • 従来、弁理士と関わりがなかった中小企業を開拓し、その中小企業に弁理士を活用してもらい、中小企業の事業の発展を図る
  • 弁理士の利用経験がない中小企業を開拓するために、「ワークショップ型セミナー+グループコンサルティング」という、新しい形のセミナーを提供する
  • 中小企業支援で協業できそうな隣接業界を開拓し、中小企業向けの共催セミナー等を開催する

という方針で活動をしていきます。

今年も斬新なセミナー、ユニークな活動をしていきます。乞うご期待!

この記事を書いた人
山田 龍也
クロスリンク特許事務所 代表弁理士。知財活用コンサルタント・ネーミングプロデューサーも務める。 中小製造業によくある「良い商品なのに売れない」のお悩みをローテク製品の特許取得、知的財産(特許・商標)を活用したブランドづくり、商品名のネーミングで解決している。
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