「ユニクロは3枚重ねるとおしゃれ」に学ぶキャッチコピーの作り方

クロスリンク特許事務所(東京都中央区銀座)所長、中小企業専門の弁理士・山田龍也(@ta2_ymd)です。

「ユニクロは3枚重ねるとおしゃれ」に学ぶキャッチコピーの作り方

キャッチコピーはお店や商品・サービスを宣伝するための短い文章です。

インパクトのあるキャッチコピーは見込客を惹き付け、集客や収益UPに貢献してくれます。

今日は『「ユニクロは3枚重ねるとおしゃれ」の法則』という本のタイトルからキャッチコピーの作り方を学んでみましょう!

『「ユニクロは3枚重ねるとおしゃれ」の法則』について

『「ユニクロは3枚重ねるとおしゃれ」の法則』はファッションエディター・伊藤真知さんの著書のタイトルです。

 

伊藤さんはファッション誌でユニクロ特集を何度も担当し、自身もユニクロを愛用しているそうです。
ファッションのプロがユニクロの着こなし方を指南してくれる本ということですね。

 

「ユニクロは3枚重ねるとおしゃれ」の法則(講談社の実用BOOK)|amazon

 

「ユニクロは3枚重ねるとおしゃれ」がキャッチコピーとして優れている点

私はこの本を読んだわけではありません。

でも、この本のタイトルにとても興味を惹かれました。
キャッチコピーとして優れているのです。

これを分析することでキャッチコピーの作り方が見えてくるはずです。

それでは、「ユニクロは3枚重ねるとおしゃれ」がキャッチコピーとして優れている点について解説していきます。

① ターゲットを明確化している

「ユニクロは3枚重ねるとおしゃれ」の秀逸な点、1つ目はターゲットを明確化しているという点です。

説明するまでもなく、ターゲットはユニクロユーザーです。
シャネラー、グッチャー、ヴィトナー等のハイブランドを好む人ではなく、庶民的なユニクロを愛する人。

文頭の「ユニクロは…」で、ユニクロユーザーはピピッと反応するわけです。

 

ターゲットがぼんやりしていると、メッセージも曖昧になります。
ターゲットを絞り込み、その人たちに合わせたシャープなメッセージを打ち出す。
そうすることで、ターゲットの心にズバッとササる、良いキャッチコピーになります。

全ての人に興味を持ってもらうことは不可能だと割り切り、ターゲットを絞り込むことが大事なんです。

② ターゲットのお悩みにズバッと切り込んでいる

「ユニクロは3枚重ねるとおしゃれ」の秀逸な点、2つ目はターゲットのお悩みにズバッと切り込んでいる点です。

ユニクロは質の高い服を比較的安価に提供しています。
ユニクロユーザーもそこに魅力を感じている人が多いはずです。

しかし、その一方で、「ユニクロは好きだけど、オシャレではないよな…」という悩みを抱えている人も少なくありません。
ユニクロの服はベーシックなデザインが多いために、ともすると野暮ったく見えてしまうからです。

 

そういう悩みを持っている人に対して、「ユニクロは・・・おしゃれ」というメッセージは響くはずです。

必ずしも「おしゃれ」というイメージがないユニクロ。
そのユニクロを「おしゃれ」と言ってしまうことで意外性・ギャップを感じさせることができます。
ユニクロがおしゃれってどういうことなんだろうと、ターゲットの興味を惹くことができるのです。

 

ターゲットの中にあるモヤッとした思い、潜在的なお悩みを顕在化してあげる。
こうすることで、ターゲットは「それ、ずっと気になってたんだよー!」と、俄然、興味を示すようになるわけです。

③ お悩みの解決策を提案している

「ユニクロは3枚重ねるとおしゃれ」の秀逸な点、3つ目はお悩みの解決策を提案している点です。

ターゲットのお悩みにズバッと斬り込んでも、それだけではお悩みを認識するだけに留まってしまいます。
ターゲットのお悩みをきちんと解決してあげなければいけません。

 

「ユニクロは3枚重ねるとおしゃれ」は、「ユニクロはおしゃれじゃない」という固定概念に対して、「ユニクロはおしゃれ」という逆のメッセージを出したわけですよね?
そうすると、この2つの間のギャップを埋める要素が必要になるわけです。

「ユニクロは3枚重ねるとおしゃれ」では、「3枚重ねると」の部分がそれに当たります。

「ユニクロはおしゃれじゃない」と思っている人に対して、

「いやいや、あなたユニクロを単品で着てるでしょ。」
「ユニクロは3枚重ねて着ないと!」

と解決策を提案しているわけです。

 

「ユニクロは3枚重ねるとおしゃれ」というキャッチコピー。
これを見るだけでは、3枚重ねるとどういう効果が得られるのかまではわかりません。

でも、キャッチコピーは短文です。
解決策の効果まで丁寧に説明するのはなかなか難しい。
だから、解決策をチラ見せする程度でOKです。

ターゲットが「それなら解決できそうだな」という心象を持ってくれれば十分なのです。
キャッチコピーの役割はターゲットを食いつかせること。
ターゲットが興味関心を持ってくれれば、あとは勝手に行動してくれるのです。

まとめ

今日は、「ユニクロは3枚重ねるとおしゃれ」を題材として、キャッチコピーの作り方について考えてみました。

作り方のポイントは、

(1)ターゲットを明確化すること
(2)ターゲットのお悩みにズバッと切り込むこと
(3)お悩みの解決策を提案すること

 

の3つです。

本のタイトルは沢山の本の中からその本を手に取ってもらうために、著者や編集者が力を入れている部分です。
商品やサービスのキャッチフレーズを作る上でかなり参考になるはずです。

街で見かけた本のタイトルで気になったものはストックしておきましょう。
そして、そのタイトルのどこが気になったのかを分析してみましょう。

そうすることで、あなたが作るキャッチコピーが一味違ったものになっていくはずです。

参考サイト

(*1)「ユニクロは3枚重ねると誰でもおしゃれになれる」は本当か?|FRIDAY DIGITAL

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プロフィール

山田 龍也(やまだ たつや)
山田 龍也(やまだ たつや)
ものづくりとブランドづくりの専門家/弁理士/ブロガー。
中小製造業のものづくり、個人事業主のブランドづくりを支援中。
特許・実用新案・意匠・商標の権利取得手続; 知財戦略・商品の差別化戦略の立案; 商品の企画・開発に関するアドバイス; 情報発信を用いたブランディング・マーケティング; が得意。
 

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