「スモールブランド構築セミナー」を開催しました(2019.5.31)

中小企業専門・クロスリンク特許事務所(東京都中央区銀座)所長、弁理士の山田龍也(@sweetsbenrishi)です。

目次

「スモールブランド構築セミナー」を開催しました(2019.5.31)

5/31に久しぶりの自社セミナーを開催しました。

タイトルは「ファンを作り、売上を伸ばす『スモールブランド』構築セミナー」。

 

このセミナーは中小企業や個人事業主等のスモールビジネスを営む方々を対象としています。
小規模事業者ならではのブランドづくり「スモールブランディング」についてお伝えすることを目的としています。

では、今回のセミナーがどんな内容だったのか?
ご紹介しましょう!

セミナー概要

日時: 5月31日(金)14:00-16:30(2時間30分)
場所: クロスリンク特許事務所(東京都中央区銀座6-14-8 銀座石井ビル4F)
主催: クロスリンク特許事務所

プログラムは、

● 第一部「スモールブランドの重要性」(30分)
● 第二部「ブランドづくりの第一歩『ネーミング』をマスターしよう!」(60分)
● 第三部「実践『ササるネーミング』ワークショップ」(30分)
● 第四部「質問タイム&参加者同士の情報交換会」(30分)

の4部構成。

参加者は女性2名。
お二人は都内中小企業の新規事業開発部で既存商品のリニューアルを任されています。
新たなターゲット層での商品展開に際し、ブランドづくりの知識が必要となった。
そのことが、このセミナーを受講するきっかけになったそうです。

第一部「スモールブランドの重要性」

第一部は、「スモールブランドの重要性」をテーマにお話をしました。

「スモールブランド」とは、中小企業や個人事業主等のスモールビジネスを営む方々のブランドを意味します。

インターネット革命以来、個人が気軽に情報を発信し、ビジネスを展開することができるようになりました。
ブログやSNSからの情報発信を起点にビジネスを展開し、成功する事例も増えてきています。
例えば、「メルカリ」。
ビジネス的には素人とも言える主婦が取引を成立させ、立派にビジネスを展開していますよね?

でも、中小企業や個人事業主等の事業者はどうでしょうか?
意外にもビジネスを本業とするこの人達の方が、情報発信やブランドづくりの部分で立ち遅れてしまっているんですね。

巷にはブランディングの本が溢れています。
しかし、これらの本は大企業のブランディング事例に基づいたノウハウを紹介するものが圧倒的に多い。
だから、「ブランドづくりの迷子」になってしまう中小企業さん、個人事業主さんが増えているわけです。

 

そこで、第一部では、

● 中小企業・個人事業主の方がブランドを創る意義
● あなたが商標登録をしても、ブランドづくりがうまくいかない理由
● ブランドづくりの全体構造(ブランドづくりの三本の矢)
● ネーミングの重要性

についてお話をしました。

第二部「ブランドづくりの第一歩『ネーミング』をマスターしよう!」

第二部は、「ネーミング」をテーマにお話をしました。

ブランドづくりにはやるべきことが沢山あります。
今回のセミナーでは、その多数の項目の中から、メインテーマとして「ネーミング」を取り上げました。

商品名は見込客と商品との最初の接点となります。
見込客と商品を繋ぐ架け橋を作る作業という意味で、ネーミングは極めて重要なのです。

 

第二部では、

● 初心者のよくある間違い(ネーミング編)
● ネーミングのコツ(基礎編)|名前を形作る要素や条件を意識する
● ネーミングのコツ(応用編)|中小企業や個人事業主ならではの名前の付け方
● ネーミングのコツ(上級編)|商標登録の可能性を意識する

についてお話をしました。

第三部「実践『ササるネーミング』ワークショップ」

第三部は、「ネーミング」のワークショップを行いました。

第一部、第二部は、言ってみれば知識編。
第三部は、その知識編で得た情報を基に、実際にネーミングをしてもらう実践編です。

 

今回は、渋谷のハンバーガー屋さんの店名を考えてもらいました。
いくつかの条件を設定し、それに見合った名前を考えてもらうワークです。

10分間という制限時間の中で、考えてもらった名前がこちら。

 

「Say Cheese」と「CHEESE29」。

いずれも、「看板メニューはダブルチーズバーガー」という設定を活かし、「チーズ」を前面に押し出しています。

しかし、「Say Cheese」の方は、「インスタ映えを狙っている」という別の設定を併せて使っています。
若い女性がセルフィーを撮る時の掛け声をイメージしているんですね。

「Say Cheese!」と言いながら、ハンバーガー片手にセルフィーを撮っている女性の姿が目に浮かびませんか?
この店でセルフィーを撮るのがブームになれば大成功ですよね。
なかなかお上手。

一方、「CHEESE29」の方は、「ボリュームがある1ポンドパティが自慢」という設定を活かしたもの。
「肉」を「29」に置き換えています。

「がっつり」等のありきたりの表現ではなく、数字に置き換えたところがミソですね。
「route246」みたいでちょっとカッコいい。

お二人とも、10分という短い時間の中で、頑張って考えてくれました。

単に知識や情報を得るだけでは意味がありません。
こうやって、サワリの部分だけでも実践してもらう。
そうすることで、会社に戻った後に実際の行動に移してもらう。

ここがこのセミナーの一つの特徴なんです。

第四部「質問タイム&参加者同士の情報交換会」

第四部は「質問タイム&参加者同士の情報交換会」。

お二人は会社の同僚で既に知り合いということで、全て質問タイムになりました。

その中で出たのが、「商標の調査ってどういう風にやってるんですか?」というご質問。

ならばということで、PCの画面を写しながら、その場でデモンストレーションを行いました。
具体的には、特許庁のデータベース「特許情報プラットフォーム(J-Platpat)」を使って、参加者の方の取扱商品の名前を検索する過程を一通り見てもらいました。

すぐに同じようにはできないと思います。
でも、まずは触ってみるというのが大事ですよ。

参加者の声

参加者の方々の声を紹介します。

M・Tさん

Q.セミナーを受ける前にどんなことで悩んでいましたか?

既存商品リニューアルについて

Q.このセミナーをどこで知りましたか?

peatix

Q.このセミナーに参加することを決めたポイントは何ですか?

「ファンを作り、売り上げを伸ばす」という単純明快のタイトルでコレだ!と思い受講を決めました。

Q.実際にこのセミナーを利用してみて、どんなところが良かったですか?(例えば、他のセミナーとの違いなど)

自分の中でなんとなくは分かっているのだけれど、モヤがかかっているような状態でロジカルに考えられないところがあったのですが、1つ1つを丁寧な説明で言語化してくださったことで、本当にふに落ちる内容ばかりでした!

Q.このセミナーで学んだことの中で、自分のビジネスに取り入れたいところはどこですか?

やはり、ネーミングで必要な要素を反映させて、とにかく手を動かすことを習慣化させたいです。

Q.これからこのセミナーを受けようとしている方へのメッセージをお願いします。

受けるか迷ってるなら受けた方がいいです。

恥ずかしがり屋さん

Q.セミナーを受ける前にどんなことで悩んでいましたか?

新たなターゲット層での商品展開にあたって、知識が欲しいと思いました。

Q.このセミナーをどこで知りましたか?

同僚の紹介

Q.このセミナーに参加することを決めたポイントは何ですか?

新たな事業に際して、”スモールブランド”を構築というセミナー名を拝見し、私たちの学びたい内容だ!と思いました

Q.実際にこのセミナーを利用してみて、どんなところが良かったですか?(例えば、他のセミナーとの違いなど)

実践の場があり、学んだ内容をその場で実践できたこと
少人数で、質疑応答もそのつどお答えして頂いたこと

Q.このセミナーで学んだことの中で、自分のビジネスに取り入れたいところはどこですか?

ブランドをつくる、育てる、守るの実践をしたいと思います

Q.これからこのセミナーを受けようとしている方へのメッセージをお願いします。

ブランド構築に悩む方は、ぜひ参加して見て下さい!

まとめ

参加者のお二方、ありがとうございました。

このセミナーは参加者特典として60分の無料コンサルが付いたお得なセミナーです。

来月の開催予定は以下のとおりです。

ファンを作り、売上を伸ばす「スモールブランド」構築セミナー(6/23(日))

ファンを作り、売上を伸ばす「スモールブランド」構築セミナー(6/28(金))

ご興味のある方はぜひ参加してみてください!

 

山田 龍也
この記事を書いた人
弁理士/ネーミングプロデューサー/テキスト職人。中小製造業によくある「良い商品なのに売れない」のお悩みをローテク製品の特許取得、知的財産(特許・商標)を活用したブランドづくり、商品名のネーミングで解決している。

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