ビジネスモデル・儲かる仕組みの作り方|はじめに
本日紹介する事例は、
- 4分間で350本売った「ミスターチーズケーキ」
- 配達しない宅配「クロネコスタンド」
- 和紙の下着
- 水商売の人専用の不動産屋「みずべや」
- V字回復した「新日本プロレス」
の5本です。
ビジネスモデル・儲かる仕組みの作り方①|4分間で350本売った「ミスターチーズケーキ」
4分間で350本売った「チーズケーキ」の凄み|東洋経済ONLINE
4分間で350本売った「ミスターチーズケーキ」。
商品・サービスの独自性は大事です。
でも、それは奇をてらったものを作れということではありません。
消費者のニーズに答えていなければ売れないし、
仮に売れても一過性のものに終わります。
「ミスターチーズケーキ」の素晴らしいところは、
あえて定番・激戦区のチーズケーキで勝負した点、
そして、そのチーズケーキの分野で圧倒的な差別化をした点です。
定番商品には、元々、多くのファンがついているわけです。
そこで勝てれば、一気に市場が広がり、
ブランドの地位を確固たるものにすることができます。
ビジネスモデル・儲かる仕組みの作り方②|配達しない宅配「クロネコスタンド」
荷物を24時間受け取れる ヤマトがセルフ型店舗|NIKKEI STYLE
配達しない宅配「クロネコスタンド」。
ざっくり言えば、マンションの宅配ボックスを、
宅配業者が自前で作ってしまうという考え方です。
仕事で帰りが遅い、勤務時間が不規則。
そんな理由で再配達も頼み難いという人には便利なサービスです。
「宅配便=自宅まで配送するもの」という固定観念がある中で、
同業他社に先んじて、いち早く新しいサービスに取り組む。
そうすることで、利用者から支持と信頼を集めることができ、
ブランド力を向上させることができます。
商品・サービスの独自性はブランド力を下支えしてくれるのです。
ビジネスモデル・儲かる仕組みの作り方③|和紙の下着
和紙でつくるランジェリーブランド「UNDERSON UNDERSON」デビュー|ASBS
UNDERSONUNDERSONの「和紙の下着」。
特許技術の新素材「WASHI FABRIC」を一つのポイントにしています。
技術をブランド化したい場合に注意したいのは、
技術をアピールする視点です。
ともすると、技術力の高さや性能の良さ等、
メーカー視点でのアピールに終始しがち。
ユーザーが享受するメリット。
ここをいかにアピールできるかで、
売れ行きが変わってきます。
ビジネスモデル・儲かる仕組みの作り方④|水商売の人専用の不動産屋「みずべや」
「水商売の人専用」の不動産屋の大きすぎる意義|東洋経済ONLINE
水商売の人専用の不動産屋「みずべや」。
ブランド戦略はターゲット戦略と言い換えることができます。
ざっくり言えば、誰に何を売るか?
同じ不動産賃貸でも、ターゲットを「水商売の人限定」とすることで、
ニッチトップを取ることができます。
狭い分野でもいいからトップを取る。
中小企業のブランド戦略では最も大事な点です。
ビジネスモデル・儲かる仕組みの作り方⑤|V字回復した「新日本プロレス」
新日本プロレス“オタク知財”で一気に加速 ブシロード上場、海外事業強化へ|SankeiBiz
V字回復した「新日本プロレス」。
新日の復活には、親会社である「ブシロード」が大きく関わっています。
単に資本を注入するに留まらず、
自ら手がけてきたゲームやアニメのノウハウを惜しみなく注入しています。
従来、新日はストロングスタイル標榜し、
コアなプロレスファン(特に男性)の熱狂的な支持を受けていました。
「わかる奴だけわかればいい」。
そんなメッセージの出し方でした。
それを、SNSを使って、選手や団体抗争の背景を
初心者にもわかりやすく説明した。
こうすることで、「プ女子」と呼ばれる女性ファンを獲得し、
ファン層を広げたわけです。
新日ブランドを大きくするために、
SNS等の情報発信で、
隠れたフォン層を掘り起こし点がポイントですね。