プロフィールが大事。これはSNSユーザーであれば、耳にタコができるほど何度も聞かされてきたことですよね。では、今のプロフィールで十分、自分のことを説明できていますか?
士業、そして弁理士にもそういう問題はあります。弁理士は11,000人。本来、皆、違う顔を持っているはずです。得手不得手はあるし、人柄や考え方も様々です。それなのに、「弁理士」として、特許や商標登録の申請をする人だよね、と一括りにされてしまう。
これは弁理士を探している人にとっても不幸なことで、自分に合った、相性の良さそうな弁理士を探すことを難しくしています。一人ひとりの弁理士の顔が見えないんです。
弁理士会では「弁理士ナビ」という弁理士検索システムを公開しています。が、しかし。文字情報の羅列、専門用語のオンパレードで、初めて弁理士に接する人には敷居の高いシステムになっています。
こんな状況を踏まえて、ヤマダが所属している弁理士会関東会の中小企業・ベンチャー支援委員会では、弁理士スキルの「見える化」に取り組みました。令和2年度から検討が開始され、本年度、プロトタイプとなる「弁理士スキルシート」が完成しました。
- 親しみを持ってもらえるようなプロフィール
- 事務所の連絡先だけではなく、人柄がにじみ出るSNSに関する情報
- 色別に表示された得意分野
- 個々の弁理士のスキルの得手不得手を視覚化したレーダーチャート
- ターゲットとなる中小企業様に向けたメッセージ
等を盛り込み、文字情報や専門用語を極力減らす工夫をしています。
残念ながら、現段階ではこのシートはウェブ上に公開されているわけではありません。活用方法については次年度以降の課題となりそうです。ただ、私個人としてはお客様向けに積極的に活用していこうと考えています。
- 皆さんは、自分の人柄やスキルが、既存顧客・見込み客の方々に見えるようになっていますか?
- わかりやすく言語化されていますか?
- イメージで伝えることができているでしょうか?
自己開示、スキルの棚卸し、その言語化、ビジュアル化。これを行うことで、今まで接触がなかった人に見つけてもらうことができ、新たなお仕事に繋がる可能性があります。皆さんはどんな方法で自分の情報を開示していますか?ぜひ教えてください!