トピッククラスターとは何か。何故、注目されているのか?

トピッククラスター。あまり聞いたことがない言葉ですよね。でも、知っておいて損はない用語です。ウェブ集客、特にコンテンツマーケティング(価値ある情報をブログ等で提供し、そこからお客さんを集めるなど)を志向している人はざっくりとでも理解しておくことをおススメします。

目次

トピッククラスターとは?

ウェブサイト(ブログ)で、多数の記事をどう整理するかについての考え方です。具体的には、情報の幹となるメインコンテンツ(記事)を作り、そのメインコンテンツに情報の枝葉となる複数のサブコンテンツを作り、メインコンテンツとサブコンテンツを内部リンクで繋いで、連携させた構造のことです。

トピッククラスターの概念図(イメージ)。メインコンテンツに複数のサブコンテンツを内部リンクで繋げてある。一つのワードについて、全体を大まかに説明するメインコンテンツと、部分を個別具体的に説明する複数のサブコンテンツ。この情報群全体として情報の網羅性を担保している。読者は自分の読みたい部分だけをサブコンテンツで参照すればいいので、読者の読みやすさも担保される。
トピッククラスターの概念図(イメージ)

あるテーマについて、メインコンテンツ(ピラーコンテンツ)では大まかな流れを説明する。個別の項目についてはサブコンテンツ(トピックコンテンツ)に誘導し、そちらで具体的かつ詳細に説明する。そんなイメージです。

ヤマダのトピッククラスター。ブログ名にしていることもあって、

トピッククラスターって何?

と聞かれることが増えてきました。ウェブ業界の人は耳にタコができるほど聞いていますよね。でも、一般の人にはあまり馴染みがない言葉なんです。

最近、ヤマダはこの「トピッククラスター」の考え方に魅了されています。ですので、この記事ではウェブ屋でないヤマダが現状、理解している限りで、「トピッククラスター」について語っていこうと思います。

トピッククラスターのメリット・注目される背景

トピッククラスターは、Googleがコンテンツに求めている「情報の網羅性」と、読者がコンテンツに求めている「読みやすさ」という相反する2つの条件を同時に満たせるというメリットがあります。

Googleの理想は検索者の求める情報と検索結果として表示される情報とをできる限り一致させることです。そのため、日々、検索のアルゴリズムを進化させています。そのアルゴリズムに沿ってコンテンツを作ることがGoogleで検索上位を取るために求められていると言えます。

Googleが求めていることの一つが、「情報の網羅性」です。例えば、「特許」のようなビッグワードで検索上位を狙うには、「特許の申請方法」、「特許の検索」、「特許権とは何か?」、「特許の権利期間」、「特許にかかる費用」…など、幅広い情報を網羅していないと難しいということです。

ただ、これらの情報を一つの記事で満たそうとすると、どうしても記事が長文化します。

Google検索で上位表示を狙うなら、1万字は書かないとダメだ

そんなことを言う人もいるくらいです。

一方、最近の読者は長い文章を読む力が落ちています。だから、Youtubeが流行るわけですよ。それに、忙しい。時間もない。だから、消化するのに長時間を要するようなコンテンツは求められてないんですよね。ショート動画のTicTokが流行るのもこの辺りに理由がありそうです。

それに、読者が知りたいのはその膨大な情報のごく一部にすぎません。例えば、「特許にかかる費用」だけ知りたいとかね。そんな軽食だけ取りたい人たちに、油こってり1万字の長文を見せたらどうなります?「お腹いっぱいです…」って離脱されちゃいますよ。 それに、そんな長文の中から、自分が目指すひとかけらの情報を探し出すのは至難の技です。

そうすると、Googleが1万字レベルの長文を検索上、有利に扱ったとしても、それはユーザーフレンドリーじゃないんじゃないの?という疑念が出てくるわけです。

その解決策の一つとして、トピッククラスターの考え方が出てきたんだと思います。トピッククラスターなら、メインコンテンツと複数のサブコンテンツからなる情報群全体で「情報の網羅性」を満たすことができるし、個々の具体的なテーマについてはそれだけに絞ったサブコンテンツで読むことができる。

そうすると、Googleで検索上位を狙えるとともに、ファンにも受け入れられやすくなる、一挙両得なサイトを作れるんじゃないか、そんな期待が膨らむわけですよ。

トピッククラスターとコンテンツマーケティング

トピッククラスターの考え方はコンテンツマーケティングとの相性が抜群です。

コンテンツマーケティングは価値ある情報をブログ等で提供し、その情報に興味を持った人をお客さんにしていこうというウェブ施策です。が、ただ闇雲に自分が書きたい内容の記事を量産し、サイトに上げていっても効果はありません。開業以来7年以上、この「コンテンツマーケティング」に魅了され、600以上の記事をUPしてきた僕が言うのだから間違いないです。

トピッククラスターはこの問題を効果的に改善する施策となり得る。ウェブサイトにトピッククラスターの考え方を適用すれば、記事の構造や記事同士の関係性が適正化されます。そうすると、Googleでの検索順位は上がり、集客効果が大幅に改善される可能性があるということです。ですので、今、自分のウェブサイトやコンテンツにトピッククラスター的な考え方を導入し、サイトを改善している最中です。こちらも結果が出てきたら、また報告しようと思っています。

トピッククラスターの考え方を複数のサイトに拡張する

ここで、トピッククラスターの考え方は一つのサイト内だけでなく、複数のサイトについても効果があるのではないかと仮説を立てました(妄想とも言う)。

何でそんなものを考える必要があるのかと言うと、Googleが「多テーマを扱うブログよりテーマを絞り込んだブログ」を検索上、有利に扱っているからです。沢山のテーマが放り込まれている雑記型ブログより、テーマがシャープな特化ブログが有利。

以前の僕のブログは雑記ブログでした。特許の記事もスイーツの食べ歩きの記事も同じブログに上げていました。でも、特許の記事を読みたくて僕のブログに来た人にとってはスイーツの記事は邪魔でしかない。だから、Googleもテーマを絞り込んだブログを有利に扱うようになったんだと思います。

そんな背景があって、僕はブログをテーマごとに、複数のブログに分割しようとしています。現在の状況はこんな感じ。

ブログをテーマごとに分割し、する

もとの雑記ブログから記事をテーマごとに切り分け、移植していったわけです。全部で623記事もありました!

で、このバラバラにしたブログ。各々のブログはテーマ的にはシャープになったんですが、1つ1つの線が細い(苦笑)

なので、これら複数のブログをトピッククラスターの考え方で全体として束の効果は出せないか、1つの情報群として機能させられないかと考えたわけです。イメージ的にはこんな感じですかね。

複数ブログをトピッククラスター的な考え方で繋ぐ
複数ブログをトピッククラスター的な考え方で繋ぐ

実線で結んだブログ同士はサブドメインという形式で繋いであります。同じドメインだから直接的な波及効果がある。サブドメインのブログが頑張れば、メインのブログを押し上げる効果があるわけです。

  • ヤマダのトピッククラスター(yamadatatsuya.com/)
    →スイーツ弁理士が行く(sweetsbenrishi.yamadatatsuya.com
  • 事務所ウェブサイト(xlinkpat.jp)
    →ネーミング・ノウ(naming.xlinkpat.jp
    →特許申請のトリセツ(patent.xlinkpat.jp
    →ローテクBANZAI(lowtech.xlinkpat.jp

これに対し、破線で結んだブログ同士はドメインが違います。だから、直接的な波及効果は期待できない。でも、これらのブログの動向も「ヤマダのトピッククラスター」の方で紹介していければと思っています。

まとめ

最後はちょっと妄想的になりました。ただ読者からすると、同じジャンルの記事がひとまとまりになっていて、他のジャンルの記事が入っていない方が読みやすいんじゃないですか。今後はそのようなブロググループ、情報群を作っていければと思っています。

そして、今後もヤマダのトピッククラスターから他のブログへ記事の移動は続けていきます。各々のブログのテーマをシャープにするために。まだまだ道半ばではありますがね。引き続き、よろしくお願いします。

この記事を書いた人
山田 龍也
クロスリンク特許事務所 代表弁理士。知財活用コンサルタント・ネーミングプロデューサーも務める。 中小製造業によくある「良い商品なのに売れない」のお悩みをローテク製品の特許取得、知的財産(特許・商標)を活用したブランドづくり、商品名のネーミングで解決している。
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