知的財産ビギナー向けセミナー「知的財産権のあれこれ」を実施しました

2022年11月1日火曜日。知的財産ビギナー向けに、知的財産権の基本の「キ」をお伝えするセミナーを実施しました。弁理士が扱うことが多い、4つの知的財産権(特許権・実用新案権・意匠権・商標権)について、初心者にもわかりやすく解説しました。

目次

知的財産ビギナー向けセミナー「知的財産権のあれこれ」。開催の経緯

弁理士 山田龍也さんい聞く知的財産権のあれこれ
セミナー・知的財産権のあれこれ

2022年11月1日火曜日、夜の9時から、知的財産ビギナー向けセミナー「知的財産権のあれこれ」を実施しました。講義40分+質問タイム20分のミニセミナーです。

このセミナーは静岡県在住の公認会計士・税理士 白岩俊正さんのお声がけにより実現しました。白岩さんとは弁理士開業当初に士業の勉強会で知り合い、それから約8年のお付き合い。先日、東京に来られた際に、久しぶりに再会し、billsのパンケーキを食べに行きました。それをきっかけに、このセミナーの企画・開催が決まりました。

このときのbillsの食リポはこちら。


セミナー参加者は白岩さんの方で集めて頂きました。参加者は5名。皆さん、小規模企業者で、かつ、知的財産権に関しては初心者というお話でした。パンケーキの会でご一緒した、税理士の山田先生にもご参加頂きました。

セミナー「知的財産権のあれこれ」でお伝えした内容

今回のセミナーでお伝えした内容はこんな感じでした。

  • 弁理士とは
  • 弁理士の仕事
  • 知的財産権の事例・具体例
  • 小規模事業者のブランディングについて

まずは弁理士の仕事内容を知って頂き、うちの事務所で扱った事例で具体的なイメージを掴んでもらい、商標との関連性が深く、事業者の関心事でもあるブランディングについて解説するという流れにしました。

弁理士とは

セミナー・知的財産権のあれこれ|弁理士とは
セミナー・知的財産権のあれこれ|弁理士とは

たぶん弁理士も知らないだろう

そういう前提で、「弁理士とはどんな仕事なのか?」というところから。

  • 代理人
  • 知的財産に特化
  • 理系の弁護士

と説明してみました。

何も知らない人に物事を伝えるには似たような概念を持ってくる。知っているものに例えるといい。まずは、弁理士は代理人だというお話を。大谷翔平選手の代理人を例にしながら、本人に成り代わって手続きや交渉を代理する人だということを説明しました。

次に、弁護士さんはオールマイティな代理人だけど、弁理士は知的財産に特化した代理人ですよということを説明しました。更に、特許・技術を専門的に扱うことから「理系の弁護士」という俗称で呼ばれることもありますよという紹介も。

とにかく、「弁理士」を知っている人は少ないのだ、それを意識して説明しました。

弁理士の仕事

セミナー・知的財産権のあれこれ|弁理士の仕事
セミナー・知的財産権のあれこれ|弁理士の仕事

次に、弁理士の仕事内容について。弁理士の飯のタネが知的財産であることを説明した上で、具体的な仕事の内容を

  • 出願・権利取得手続き
  • 調査・鑑定業務
  • 相談・コンサルティング業務

と説明しました。事務所弁理士をイメージした説明ですね。かなりざっくりしていますが、初心者向けにはこのくらいでよいのではないかと思っています。

知的財産権の事例・具体例

登録意匠の例|エコバッグ(展開時)
登録意匠の例|エコバッグ(展開時)
登録意匠の例|エコバッグ(収納時)
登録意匠の例|エコバッグ(収納時)

知的財産権の事例・具体例としては、実際にうちの事務所で取り扱い、権利取得に成功したものをお見せしました。

  • 特許(プラスティックマスク、揚げ玉製造装置)
  • 実用新案(スーツケースの一時預かり機)
  • 意匠(エコバッグ、ネクタイ)
  • 商標(YouTubeのチャンネル名、チョコレートブランドのロゴマーク)

特許、実用新案のような技術ものに関しても極力わかりやすく。僕の得意とするローテクで説明しました。意匠ではネクタイやエコバッグ、商標ではみんなが知っている人気YouTubeチャンネルやチョコレートブランドを例に説明しました。

「知的財産」というと小難しく聞こえるけれど、あなた達の身の周りにも知的財産はあるんですよ、意外に身近なものですよ、というのを伝えることに腐心しました。

小規模事業者のブランディングについて

セミナー・知的財産権のあれこれ|ブランディングとは
セミナー・知的財産権のあれこれ|ブランディングとは

最後は小規模事業者のブランディングについて。製造業の方相手ではないので、特許・実用新案・意匠のものづくり系の権利は外して、商標と関連深く、事業者にも興味のありそうなブランディングについて話をしました。

この項では、「ブランディング」を「らしさ」を蓄積していく活動、と説明しました。

「ブランディング」が大事であるのは誰もが知っているんです。それでも、それが何なのか、どう取り組んだらいいのかがわからない人が多い。なので、ここも極力シンプルに。

作ったばかりのブランドは空っぽですよ、と。事業活動と情報発信で、ネーミングやロゴマークをガンガン使用して、ブランドに信用を貯めて言ってくださいね、ということをお伝えしました。

セミナー「知的財産権のあれこれ」の感想

参加者の方からは、

とてもわかりやすく、楽しく学ばせていただきました

非常に参考になるお話ありがとうございました。シンプルで非常にわかりやすく、内容はもちろん、表現も勉強になりました

などの感想を頂きました。

主催の白岩さん、税理士の山田先生からも、

勉強になった。有料セミナーでもいいと思う

と、お褒めの言葉を頂きました。

コロナ禍に入って、セミナーは開店休業状態。そろそろ復活させていきたいと思っています。

この記事を書いた人
弁理士・山田 龍也
クロスリンク特許事務所 代表弁理士。知財活用コンサルタント・ネーミングプロデューサーも務める。 中小製造業によくある「良い商品なのに売れない」のお悩みをローテク製品の特許取得、知的財産(特許・商標)を活用したブランドづくり、商品名のネーミングで解決している。
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