Threads(スレッズ)。Metaが投入した短文投稿系SNSについての感想。Twitterとの使用感の違い

Threadsのイメージ画像

2023年7月6日。FacebookやInstagramを運営するMetaが、Twitterライクな短文投稿系SNS「Threads」をリリースした。リリースして一週間弱。僕もThreadsを使ってみた。その使用感、今後の可能性についての雑感をまとめてみたい。

目次

Threads小話

恋人候補が2人。できればどちらかひとりを選びたい。

ひとりは幼馴染。長年の腐れ縁。お互いのことをよくわかっている。でも、最近グレてきた。良くない噂も耳にする。どうも新興宗教の教祖様「仮面の人」に振り回されているみたい。

もうひとりは突然現れた大きな会社の御曹司。お兄さんもお姉さんもよくできた人。ただこの人、残念なことに良くも悪くも普通。凡庸。とりたてた人間的魅力があるかというと…。

どっちも決め手に欠ける。さて、あなたならどっちと付き合いますか?

ポストTwitterとして突如として現れた、新たなSNS・Threads。最近の「Threads狂想曲」を擬人化してみました。幼馴染はTwitter君、大きな会社の御曹司はThreadsさんです。

僕がThreadsを使っている理由

Threadsがリリースされたのは2023年7月6日。

「おー。新しいSNSだ!」

と、早々に取り組む人。

「Twitterがあるんだから要らなくね?」

と、全く興味がない人。

「Twitterとどっちが良いんだろう?」

と、とりあえず様子見の人。反応は様々です。

僕はサービスリリース直後から、Threadsを使っています。その理由を挙げるなら、

  • 自分と相性が良い、テキスト系のSNSだから
  • FacebookやInstagramのノウハウを持っているMetaが運営しているから
  • 最近、Twitter Blueに課金したけれど、思ったほどの効果を感じていないから

あたりですかね。

正直な感想を言うならば、帯に短し、襷に長し。積極的にThreadsを使う理由はないけれど、Twitterに執着する理由もない。決定力には欠けるものの、新しいツールだから触ってみようか、というところです。

僕のThreadsのアカウントを貼っておきます。ユーザーの方はフォローしてみてください。

ThreadsはClubhouseのような一瞬のブームでは終わらない

Threadsを語るときによく引き合いに出されるのが、音声SNSのClubhouse(クラハ)。

クラハブームは一瞬で終了。Threadsもクラハの二の舞になるのではないかと危惧している人もいます。ただ、Threadsはクラハのようにはならないんじゃないですか?それはThreadsがテキスト系のSNSだから。

クラハはね…。音声SNSという目新しさに飛びついた人が多かったんでしょうけど、一般人がSNSとして常用するのに音声SNSはハードルが高かったのではないかと推察します。

実際、僕もクラハのアプリはインストールしたんですが、一度も使っていません(苦笑)

ThreadsとTwitterを併用するメリットはない

これは私見ですが、TwitterとThreadsを併用するメリットはないと思います。

なぜなら、TwitterとThreadsは同種の短文系テキストメディアだから。

  • 短文系テキストメディア(500字以内): SNS(Twitter、Threads…)
  • 中文系テキストメディア(1,000字程度?):SNS(Facebook、LinkedIn…)
  • 長文系テキストメディア(1,500字以上?):ブログ(WordPress、note、アメブロ…)

良い機会なので、多数存在するテキスト系SNSの運用・位置づけを整理してみるのもいいと思います。

同じテキストメディアと言っても、そのメディアによって読者層や適切な字数は違うし、記事の滞留時間(フロー、ストック等)も違う。一つのメディアで済むかというと、そうでもない。メディアの属性に応じて、読者層を切り分け、違う役割をもたせるのも一考です。

「ワンコンテンツマルチユース」。1つのコンテンツを複数のメディアで流用して労力を軽減するという考え方もありますよね。ただ、これはメディアごとに読者層が切り分けられていることが前提ではないかと。
読者層が重なっているときにコンテンツを流用してしまうと、読者は何度も同じ記事を見せられることになる。これは読者に対して優しくないと思うんですよ。

この辺りをよく考えて、メディアを設計するのが良さそうです。

Threads(スレッズ)についてのまとめ

Threads(スレッズ)に関しては懐疑的に見ている人もいるでしょうが、僕の意見としては「やったらええがな!」。

新しいツールってそれだけで面白いじゃないですか。可能性もあるし。だったら躊躇していないで、触ってみたらいい。

なんだかねぇ。最近の人って、無駄を極端に嫌うんですよね。効率化だの生産性だのと言って。人生、そんなに一直線に走れるもんじゃないんだから。エラーが増えてもトライの数を増やした方がいいよ(笑)

では、また次の投稿で。

クロスリンク特許事務所からのお知らせ

クロスリンク特許事務所(東京都中央区銀座)は中小企業専門の特許事務所です。

日本弁理士会 関東会で中小企業支援の活動に9年間携わってきた「中小企業の知財」のスペシャリストである弁理士が貴社からのご相談をお待ちしています。

特許の申請にかかわらず、

  • 特許・実用新案登録・意匠登録・商標登録などの知的財産権の取得手続き
  • 商品企画や商品開発、企業ブランディングや商品名のネーミングに関するご相談
  • 原稿執筆、セミナー講師のご依頼

などのご相談をお受けしています。権利を取る前から取った後まで。一気通貫にアドバイスをしています。

下のボタンをクリックしてください。お問い合わせフォームが表示されます。

山田 龍也
この記事を書いた人
弁理士/ネーミングプロデューサー/テキスト職人。中小製造業によくある「良い商品なのに売れない」のお悩みをローテク製品の特許取得、知的財産(特許・商標)を活用したブランドづくり、商品名のネーミングで解決している。
Threadsのイメージ画像

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

目次